パート①ではJR札幌駅から大通までを
パート②は大通からススキノまでを見て行きます。
大通地区はオフィスビルと商業ビルが多く、特にデパート系の大きな商業ビルがあるのが特徴。
駅前通りの大通に立つと必ず目につくのが「札幌テレビ塔」
昭和32(1957年)の完成。
札幌あるあるの一つで、「札幌人はテレビ塔に登ったことがない」
これ私ですw
また駅前通りから1本東になるが、北陸銀行札幌支店がどうなったか気になったので行って見た。
昭和41(1966)年竣工
ご覧の通り建物はすでに無くなり工事は2024年に完成予定だそうだ。
これは今年の1月に撮影したもの
屋上の「鶴の舞」はどうなったのかな……
さて大通西4丁目には「道銀ビル」昭和39(1964)年竣工 設計:田上義也と、
隣に「新大通ビルディング」昭和54(1979)年竣工がある
二つのビルは屋上に空中通路が設けられている
道銀ビルは北海道銀行の社屋、本店として大通の一角を占めていたが
経営不振の時期に売却して現在はテナントである。
両ビルは平和不動産の所有で、同時に解体し1つの大型ビルとして生まれ変わる予定だ
北海道を代表する建築家、田上義也氏の作品がまたひとつ無くなる
特に本店ビルは氏と道銀の密接な関係の集大成であり長く親しまれたビルゆえに残念だ。
新大通ビルディングは道銀とライバルの北洋銀行が一部所有している
このビルは道銀ビルと一緒に解体の運命となる
地下鉄直結ですね
道銀も入っています。
一帯の再開発は2030年に完成予定とのこと
かなりの大がかりの再開発になりますね。
駅前通りと南1条通りが交差するこの場所は札幌市内でも一二を争う人の多いところ
スクランブル交差点になっており、路面電車も走る
昔は日曜はいわゆる「ホコ天」だったなぁ
まずは「札幌三越」 昭和7(1932)年 この南1条西3丁目で開店
空中連絡通路は駐車場との通路
いくどかの増築やリニューアルを行っている。
三越と南1条通りを挟んで対面にあるのが「札幌パルコ」
昭和50(1975)年開業。
札幌パルコがある場所はかつて旧富貴堂書店があった場所で富貴堂はパルコにテナントとして入居した。
パルコは西武グループとして開業し、いくつかの株主を経て現在は「大丸・松坂屋」を経営する
Jフロントリテイイングが所有している。
駅前通りを挟んで札幌パルコの対面は「4丁目プラザ」
昭和46(1971)年開業
誰に聞くべくもなく市民には「4プラ」と親しまれている
札幌パルコがブランド中心のファッションビルに対し4プラはカジュアルで個性的なイメージ
特に7階にある「自由市場」は小さなお店のフロアで個性があり楽しかった
主に中古レコードとカジュアルブランドを求めて行ったなぁ
ちなみにパルコではDCブランド目当てで行ったよ
4プラは2022年1月で営業を終えて解体する
耐震強度不足が理由です
その後はまだ未定らしいが 寂しいね
それまでに最低でも自由市場は覗いてきます。
4プラの道路を挟んで南隣に「pivot」がある 南2条西4丁目
元は昭和43(1968)年創業の「中心街デパート」 そして「ダイエー」が入居する
私の世代では「ダイエー」が懐かしい
ダイエーは北海道進出第一号店として昭和48(1973)年開業した
その後、平成5(1993)年に閉店 改装を経て「pivot」となる。
さらに4丁目の南には創業100年を超える老舗の「水野眼鏡店」 南2条西4丁目
対面の3丁目には、かつて「YESそうご電器」や「ドン・キホーテ」が入っていた南2条西3丁目の一角には
7つのビルを統合し再開発で新しいビルが建設中
ドン・キホーテ札幌店は平成14(2002)年にオープンし、私もここは結構利用した。
隣接して狸小路3丁目
こちらが4丁目 狸小路でおそらく最も人が多い3~4丁目
水野眼鏡と狸小路の間にあるのが「札幌ナナイロ」 南2条西4丁目
昭和44(1969)年開業
開業当初は共同店舗ビルとしてこの地にあった商店などが建てたビルだ。
現在はパチンコ屋だが、以前は「コスモ」でファッションビルであった
多くの小さな店舗で個性があり面白いビルだったな。
現在はドンキホーテグループの所有になった。
札幌ナナイロと狸小路を挟んで立つのが「アルシュ」 南3条西4丁目
昭和45(1970)年開業
コスモと1年違いで同じく共同店舗として八店が権利者となり「エイト」と名付けた。
エイト時代も4プラ~コスモ~エイトとショッピングルートになっていた
当時購入した服はもうないがショッピングバッグだけは取ってある。
平成2(1990)年「アルシュ」に改名
平成31(2019)年にMEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店がオープンした。
アルシュと駅前通りを挟んで立つ新しいビルはお菓子の「札幌千秋庵本店」
旧店舗ビルが懐かしいが上階にホテルを擁し、すっかりスタイリッシュなビルに生まれ変わった
ようやく近づいてきたススキノ方面を見る
南3条西3丁目に印象的なビルがある
「キタコートランプビル」 現在はカラオケのジャンカラが入居している
縦長の窓がレトロ感を出しているが、さてここは何だったかと調べたら
「旧川中スポーツ本店」でした 川中スポーツ本店は昭和46(1971)年に竣工しています。
その後、平成26(2014)年に閉店しオフィスビル経営のキタコー(株)に売却した。
つい最近まで川中スポーツあったよなぁ…
*2014リアルエコノミー様より
ビルは駅前通りススキノ方面に長い
外壁は川中スポーツ時代のものか
このタイルの外壁、長くもって欲しいな
対面の南3条西4丁目のビルも古そうだ
「シルバービル」 竣工年は判らないが結構年季が入っている
ここでは何と言っても大きな「茶」の標示が目立つ「松寿園」
現在は緊急事態宣言中でお休みだが営業しています
松寿園は大正14(1925)年創業の老舗のお茶屋さん
ビルへの入居はいつかわからないが、かなり前から入っているはず。
歩道にはオリンピックマーク
ここは競歩・マラソンのコースだったね。
次回ススキノ地区へ続く
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