ミチルちゃん

５月の連休明け、Ｆ市の団地のおばあさまから電話がありました。

Ｓさんのベランダにメス猫が子猫を連れて上がってきて、Ｓさんが子猫を段ボールに入れて、どうにかしてくれと言ってきたとの事。

Ｓさんは、母猫に餌をやっていますから、子猫を連れてきても仕方がないのに、餌をやっていないと言い張る人です。増えると困るので、いつも子猫を保健所に連れていかせたそうですから、引き取りに行かざるを得ません。

ミチルちゃんは、段ボールに入れられた2匹兄妹の片割れです。

我が家に来たのは、生後1か月足らず。４８０グラムでした。

我が家に来て2週間経ったころに病気になり、死にそうになるほど弱ってしまいましたが、30日間毎日注射を打ち、6月なのに、湯たんぽで温め、なんとか免疫力をあげてやりたかったけどちょっとの風邪が酷くなってしまいます。　

病気が治り、なんとか生き延びたけど、目の結膜の癒着は治らずに手術しましたが、思ったよりは悪く、目が半分は閉じてしまい、良く見えないようでしたので、2回目の手術。　

その後の回復にも時間がかかり、とうとう生後10か月に・・・

小さい時から、人と子猫しか知らない子は、人には甘え、子猫には優しい子に育ちました。毎日、抱っこタイムが必要な甘えん坊ですが、我が家には後2日のみ。　先住猫ちゃんのいるお家に行く事になりました。

新しい環境に慣れるのは大変かなあ・・・好き嫌いあるけど大丈夫かなあ・・・

お母さんがいなくても、頑張れるよね。　

お別れの時が来ました。