家族を見つけたい猫ちゃん

保護猫達の家族を探します。
地域猫活動、TNRした猫達、保護猫、我が家猫も紹介します。

ミチル

2020年06月18日 | 日記

1年前の今頃、某団地の身勝手な人から連絡がありました。

(母猫がベランダに子供を連れて上がってきたから、段ボールにいれたのよ。 引き取りに来てくれない? ダメだったら行政に連れていくよ!)

なんだそれ! 母猫に餌をやっているのはその住人です。 避妊手術もしないで毎年同じ事を繰り返し、乳のみ子のうちに連れていく。 子猫の行く末はどうなっているか?なんて考えないし、知らない。

母猫は、餌をくれる場所だから安心と思って、連れていくのに・・・

段ボールの中には、目が開いたばかり、生後10日位の2匹、チルとミチルがいました。 猫のために・・・性悪と噂される人でも我慢して対応した。

この2匹をミルクで育て、大きくなり、そろそろ里親探し・・・

と言う時に2匹がウィルス性の病気になり、自宅で注射、看病する日々。 やっと治ったころには、酷い風邪を引き、目が危ない状態になった。 結膜が癒着し、里親探しどころではなくなってしまい、目の手術をした。 

その後大きくなって、もう一度目の手術をして、左右の目の大きさが違ってしまったけど、見えるようになったので、手術は終了した。

長い闘病だったけど、人嫌いにならず、むしろ抱っこをせがむ甘えん坊となりました。

昨年、トライアルで順調に過ごしていた・・・と思っていたのに、トライアル最終日に、突然、返したいと言われた。 相談もなかったので、驚いたけど、連絡があった数時間後には迎えに行った。

抱っこが大好きで、真っ先に飛んでくる子が私に近づかなかった。

抱っこしても嫌がった! 私が悪かったと猛反省し、抱きしめて、抱きしめて、心のリハビリにつとめた結果、2週間目に以前のミチルちゃんが戻ってきた。

そして、1歳になったミチルちゃんを見染めてくださる人がいました。 私自身にトラウマがあったけど、トライアルで帰ってきた事、病気の事、すべてを受け入れてくださった若いご夫婦に託すことにしました。

今度は本来の甘えっこぶりを発揮出来、人と猫との愛情をつむぐ、つむぎちゃんという名前をつけてもらい、家族を見つけました。

1年の我が家住まいから、巣立っていきました。 正式譲渡です。

コメント (1)
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