ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/12 紅葉の南沢山・横川山・湯舟沢山・富士見台を往復。その2:横川山と湯舟沢山間の稜線歩きで、幸運に出逢う。

2018-10-15 07:08:35 | 草花
今回の山行では、始めに南沢山まで登り切ってしまえば、あとは割合平坦な高原漫歩になると想像していました。
これが、もしも空が晴れ上がっていたならば、南アルプス方面の好展望があるのに違いないのですが、生憎の空模様で、一向に晴れそうにありません。

足元の雨露をたっぷり含んだ笹を踏みながら歩くうちに、靴の中にまで水が沁み込んできて、足が濡れてしまいましたが、これは我慢の範囲内です。

そして、横川山に着く直前に、何という幸運でしょうか、左手(東側)の遠くに、先ほどよりも広い範囲で南アルプスの山塊がちらりと見えたのです。
すぐに写真に撮って、ファインダー内で確認すると、南アルプスの白根三山よりも南に連なる重鎮たちでした。
それから被写体は、すぐに雲に隠されてしまい、これが最後の雄姿となってしまいましたが、こんな天気の中での奇跡的な出来事でした。

ツルアリドオシ ↓



ツルアリドオシの花の方は狂い咲きでしょうか、実の方は今の季節にマッチしていますね。



ツツジ科の小低木 ↓

これは道沿いで草刈りに遭ったものでしょうね、背丈が極端に低くなり、それでも紅葉していました。



判らない”ハグマ”? ↓



この花が良く分かりませんでした。近くに下の画のような、車輪状の葉がありましたので、クルマバハグマなのかなと思いながらも、まだ決めかねています。



奇跡的な瞬間 ↓

何という幸運でしたでしょうか!・・・。東の空で、雲が一瞬だけ薄くなり、そこから南アルプスの連嶺が垣間見えたのです。大急ぎでカメラを構え、シャッターを押しました。
次の瞬間、再び雲の中に閉ざされて、この日はもう二度と見えることはありませんでした。



横川山山頂 ↓



横川山には先ほどの感動を抱きつつ到達しました。もう一度あの眺めを見たいと思いしばらくの間、頂に佇み、東の空を窺っています。



色付き ↓

横川山からの眺望に諦めをつけて、稜線を歩いて行きます。全体的な紅葉は望むべくもありませんので、身近に表れる小規模な紅葉に拘って行くことに切り替えています。



バイケイソウか? ↓

この焦げたような色の茎は何でしょうか?バイケイソウなのか、それともアオヤギソウでしょうか?



ドウダンツツジ ↓

ドウダンツツジは紅葉しながら、独特の実の姿も見せてくれています。



草露に濡れながら ↓

草露に濡れながら、やっぱり、スパッツを持って来ればよかったかな?と思っています。
小生は、むやみやたらにスパッツをつけるのが嫌いなので、持ち歩かないようにしているのです。



地を這うようにして… ↓

つる性の木でしょうか? 足元で紅葉しています。



リンドウ ↓

リンドウの枯れた茎が、雨で濡れて萎れています。



アキノキリンソウ ↓

キク科は強いですね。 山ではもう晩秋というのに元気に咲いています。



フクオウニガナ ↓

以前、恵那山から神坂峠に歩く途中で見かけた花で、その時はフクオウソウとしていましたが、どうやらフクオウニガナの方が正しいようです。茎につく毛の多少で決めるようですが・・・。



タニソバのような ↓

これもよく分かりませんが、花の時季からすると、タニソバが有力かなと思いました。



オトギリソウの仲間 ↓

もう花は済んで、種を作っているところです。



ミヤマシキミ ↓

この赤い実はミヤマシキミですね。随分背丈が低かったです。



湯舟沢山 ↓

湯舟沢山の頂近くに着いたようです。山頂に何の表示もありませんが、GPSではここがそれだとさしています。ネット上で、この付近の山行記を見ると、ブリキ板の山名表示があったようですが、それは見当たりませんでした。
コメント (4)
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