ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/01日 「蟄居?」しています。

2020-03-01 21:54:27 | 草花
一国の宰相の要請は重たいものがあります。
新型コロナウィルスの急激な拡大防止のために、学校関係に3月中の休校を依頼し、その決断・措置の結果については最高責任者として責任を負う・・・・・・・自らの退路を断って決断したことですから、一億二千分の一市民としてもそれに従うことになります。

という訳で、現在は「蟄居?」生活に入っています。
蟄居と言いましても江戸時代のような刑罰的なものではなくて、ただ単純に家の中にとじこもって外出しないだけなんですが・・・。
江戸時代の蟄居となりますと、武士や公家に対して行われた刑罰で、閉門の上、自宅の一室に謹慎させられたそうですから、これは不名誉なことでしたね。

さて、この蟄居生活がいつ終わるのか楽しみにしていますが、TVなどを見ていると、すでにマスクは入手困難で、トイレットペーパーにまで買い急ぎの波が押し寄せているそうで、こんな風潮はオイルショックの時以来であり、懐かしささえ(不謹慎であり失礼しました)も覚えてしまいます。
しかし、そのような心根の貧しい人の行動こそが、穏やかな日常生活を乱す原因になることを早く弁えていただきたいものです。

蟄居生活中に、暦の上では「啓蟄」が来ますが今年は3月5日ですから、流行りの病が終息するには少し早いようですね。

ブログの更新が大変間遠になっていますが、何とかポツリ、ポツリとやって行くつもりでいます。
カトレア ↓

家の中でやっと開いてきました。



フジバカマの若芽 ↓

今年は相当数の株になっています。秋が楽しみです。



土筆 ↓

人間は杉菜と土筆の間かな  柿本多映
つくしの坊やは杉菜の子・・・・とか言っていましたね。


もう一つ ↓

土筆の向うに土筆より低い煙突 永六輔
限りある太陽一つ土筆摘む 原裕
子のたちしあとの淋しさ土筆摘む 杉田久女
土筆煮て食細き母愉します 岩田千恵
人来ねば土筆長けゆくばかりかな 水原秋櫻子
   秀句ばかりでボケた脳味噌も少しは活性化しています。



シュンランの蕾 ↓

こちらは未だ蕾が小さいですね。



牡丹の芽 ↓




黄水仙 ↓

どういう訳か一輪だけ黄色の水仙が混じっていました。



芍薬の若芽 ↓



芍薬の植えてある場所によって芽出しの時期が多少違ってきています。
或いは種類の違いかもしれません。



カリン ↓

昨年は害虫によって、「花は咲けども」実が途中で、みな落ちてしまいました。
今年は消毒をこまめにやらないといけないようです。

それでは最後に4日後の「啓蟄」の句を探し出しましたので、お気に入りの句を並べておきます。
   啓蟄の蟇の一歩に風化仏 西村公鳳
   啓蟄の地となり天となりにけり 杉浦 東雲
   啓蟄のふかきところに鯉の息 村上高悦
   啓蟄や試し履きして旅の靴 林 民子
   啓蟄や一と鍬ごとの地の匂ひ 若菜たけを
   啓蟄やわが家を出づる事もなし 杉山 岳陽
   啓蟄や此の世なかなか住みにくき 水原 春郎
   啓蟄の蜘蛛また一つはしりけり 播水
コメント (8)
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