無聊さんの日々是好日

見て、感じて、経験して・・・のんき、気ままな雑記

大山無聊軽便鉄道―土木工事①―

2010-12-25 17:00:17 | 趣味の鉄道 5inchgauge


 
             
【地形の説明】
右の写真のようなところです。写真右側は木の根っこあたりが写っていますが、左に行くにつれ写っていません。つまり、左側へ大きく傾斜しています。また、手前から奥左に向かっても下がっています。とても線路敷設には不都合極まりない地形です。難工事が予想されます。
その上、①地面の凹凸が激しい ②木立がある(切株も) ③落ち葉の堆積により地盤がふわふわと軟らかい。
以上のような悪条件下で、まさしく木々の間を縫って線路敷設の戦いが始まったのである。(プロジェクトX風に!)
 【橋梁建築】
橋梁建築でまず頭に浮かぶのは、強度の点から「鉄」でしょうか。しかし、課題があります。加工が難しいことです。溶接など大掛かりなことになりそうです。何せ一人でやらなければならないため「加工が容易」ということを条件から外せません。
そこで、加工が容易なのはいうまでもなく「木材」でしょう。しかし、強度、腐食等に問題が残ります。これらの課題をクリアーするためには新たな課題がまた出てきます。ウッドデッキに使用するような腐りにくく、堅い木の調達です。これらも近年インターネット注文で入手は割と簡単ですが、実物が確認できないことと、高価であること、堅いということは加工も難しいのではないかと考えて断念しました。
結局、ホームセンター等で入手可能な部材を使用することと割り切ることにしました。これから、この「割り切り」精神が随所に出てきます。ものを作るということは計画過程で様々な課題が出てきます。それも一つの楽しみですが、何か処世術にも似ていますね。はじめは、理想形を描きながらだんだんと現実や身の丈に合わせていくなど…。

 【橋梁建築に使用した部材】
1.SPF材・・・SPF材とは、SPRUCE(スプルース・えぞ松)、PINE(パイン・松)、FIR(ファー・もみ)の3種類の頭文字をとってつけられた名称のようです。住宅の2×4工法で使用されることも多いのです。非常に安価で6フィート、8フィートなどがあります。欠点は耐水性が低く、腐りやすい点です。また、ホームセンターで選ぶ時、暴れている物がよくあります。
2.木材保護剤・・・SPF材の耐水性が低い点のカバーとして、自宅を建築したときに残っていた「木材保護剤」をたっぷり塗ることにしました。
3.床束・・・床束(ゆかつか)と読むそうです。それをプラスチック製にしたのがブラ束と呼ばれています。地面からの水平をとるのに悩んでいましたが、ホームセンターの建築資材の棚で偶然見つけた優れものです。土間コンクリート面にこの部材を置き、床を作るものらしいです。この部材の利点は、高さ調節が一定の範囲で自由で、当社の線路敷設用地の高低差を解消するにはもってこいの部材です。その上、プラスチック製なので腐らない。強度も申し分なしというものです。
4.コンクリートレンガ・・・赤レンガより安価なため。橋梁の地面接地面の基礎に使用。
5.ボルト・・・強度を増すためにねじ止めと併用して、ボルトで締めてあります。
6.コースレットねじ・・・木と木の接合に使用します。大量に要りますから箱買いをします。
7.真さ土・・・バラスを敷かないで真さ土のみで道床をつくるため。バラスを敷くと松葉がバラスの隙間に入り、悲惨なことになります。経験上から。軽便鉄道の道床としては寂れた雰囲気が出たのは怪我の功名です。

 

    プラスチック製の床束           金属製の床束            SPF材で作った床束


【使用した道具・用具】
① のこぎり ②充電式インパクトドリル ③刷毛 ④木材保護剤 ⑤一輪車 ⑥スコップ ⑦水平器 ⑧水盛り缶(手づくり、ただの透明パイプに水を入れたもの) これぐらいの道具・用具です

【線路部品】
  線路・・・モデルニクス製軌きょう(鉄製) 直線軌きょう3m×2本  1.5m×2本  曲線軌きょうR4m×12本 自作軌きょう


  
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大山無聊軽便鉄道―top―

2010-12-24 15:35:37 | 趣味の鉄道 5inchgauge


 

大山"だいせん"と読みます。
関東地方では"大山詣"がお江戸の昔から有名だそうで"おおやま"と読まれるでしょうか。

ここは中国地方最高峰の"大山"(別名伯耆富士、(1729m)の麓にある趣味の鉄道、大山無聊軽便鉄道です。
5インチゲージの庭園鉄道をDIYで建設している様子を紹介しています。

【お断り】
 このカテゴリーのページは、HPから移設したものです
    ※順次移設していく予定です。




カナダの思い出 34 冬のトロント

2010-12-23 09:01:02 | カナダの生活

冬のトロントのイメージはどのようなのでしょうか。やはり寒さは厳しいですね。天気予報でもウインドチル(wind chilll=体感温度)マイナス何度などと言っています。それでも家の中はセントラルヒーティングのおかげで半袖で過ごせます。

【冬のトロント】

トロントの冬は、雪は降りますがそれほどでもありません。降った雪もさらさらであまり多くは積もりません。しかし、スノーストームが来れば大雪となりますね。除雪も大変になります。今年の情報ではまだ雪は少ないようです。

       
雪の中を走るストリートカーです。
これは雪を溶かす大型車両です。大雪の時に出動していました。
道路の幅が広いところではこのように除雪しています。
こちらも日本では見かけない型の除雪車です。

カナダの思い出 33 スケート

2010-12-22 08:30:38 | カナダの生活

冬のカナダといえば、アイスホッケーに代表されるようにスケートですね。さすがに寒さ厳しい土地柄ですからシティホール前などの池が冬はスケートリンクに早変わりです。

【スケート】

スケートは市民にとって身近な冬のアクティビティですね。オタワのリドー運河の世界一のスケートリングなどそのいい例ですがトロントでもよく見かける光景です。。


           
トロントのシティホール(Toronto City Hall )前のスケートリンクです。奥に見えるのが旧のトロント市庁舎(Old Toronto City Hall )です。
冬場以外の光景です。この池がスケートリングとなります。用具なども貸してくれます。。
後ろのツインタワーになっているのがトロントの市庁舎です。
ダウンタウンから北に行ったノースヨークのシビックセンターの前の池です。
冬場はやはりスケートリンクとなります。
オタワのリドー運河のスケートリンクです。全長7.8キロの世界最長のスケートリンクです。

カナダの思い出 32 トロント市内のスキー場

2010-12-21 15:32:51 | カナダの生活

山のないトロントですが、市内でスキーができます。びっくりです。市内ですからバスでもいけますね。夏は公園で冬になるとスキー場に早変わりです。

【街中のスキー場】

家からほんの5キロほどの距離の街中にスキー場があるのにはびっくりしました。地形的に平らな所を水が削って急斜面ができています。このような場所は、トロントでは公園や遊歩道などが作られ、市民の憩いの場となっています。その場所が冬になるとスキー場に変身します。

    ※普段の風景をGoogleのストリュートビューでご覧ください。画像の右側かスキー場になる公園です。     
向こうに見えるビル群のあたりからこちらにかけて深い谷になっています。水が侵食してこのような地形を作ったのでしょうね。谷の一番深いところに川が流れています。
お手軽にスキーが楽しめます。まるで山のようですが、少し歩くと街中です。
夜でも楽しめます。
リフトは1本だけでした。