今年走り収めのポタリングです。
目的地は、かつて岡山県(現倉敷市)にあった
「下津井電鉄」の廃線跡を辿るポタ。
当時、茶屋町から下津井までの21.0kmを
ナロー軌道(762mm)で走っていた軽便鉄道です。
その線路跡が自転車道と整備されています。
丁度、寒波が緩むタイミングを見計らってのポタリングです。
今回は自動車にブロンプトンを載せての輪行。
倉敷市の茶屋町、JR茶屋町駅を目指します。
ほぼ昔の線路跡をトレースしたと思います。
資料によれば、最大勾配は25パーミルということですから
頑張れるでしょう。
行く前に心配になるのが、案内板などの整備状況です。
この道はすんなりそれなりの道幅と桜並木が目に飛び込んできて
迷わずに乗ることができました。
地図でもわかるように茶屋町駅をまっすぐ行くとわかりますよ。
どう見ても昔の線路跡でしょう。
しかし、案内板などは一切なし。
一応は地元の人に確認しました。
少し行くとプラットホーム跡が・・・。
しかし、駅名は判読できず。
距離から推し量って「藤戸駅」
なぜなら茶屋駅から2.4kmで「藤戸駅」となっているからです。
そして「藤戸駅」から少し行くと初めての「茶屋児島自転車道」の表示。
こんな表示もありましたが
たぶん他の自転車道と重なっていたのでしょうね。
線路は大きな道路わきを走っています。
茶屋駅から5つ目の「肥田駅」
ここはよく整備されていますね。
下津井電鉄の由来が説明されていました。
6つ目の駅「柳田駅」
もうプラットホームの跡もありません。
どんどん進むと、こんな陸橋が
迷いますね。
昔は鉄道優先が今は道路優先で鉄道が分断されています。
児島というところまで来ました。
公園のように見えますが橋の上です。
大正橋と書いてあります。おしゃれ
児島に入り、線路跡を探していたら
いきなりこのような建物が目に飛び込んできました。
ここが、「児島駅」
プラットホームからそのまま線路跡に行けるようになっています。
しかし、舗装はされていません。
たぶんここからは「風の道」銘打ってウォーキングコースとなっているのでしょうか。
それでも、こちらは架線を引く柱が残されています。
やはり、遊歩道だったということです。
自転車にはやや厳しい
前方に「鷲羽山」の遊園地の観覧車が見えてきました。
「備前赤崎駅」と鷲羽山の観覧車。
「阿津駅」跡です。茶屋町駅から16.3km地点。
この先から勾配25パーミルの登りに入るのでしょうか。
勾配を登ると海が見えてきました。
ここは「琴海(きんかい)駅」跡。
駅の前には眼下に海が広がります。
「鷲羽山駅」まで来ました。
右上に見えるのは瀬戸大橋を吊るす橋脚ですね。
「東下津井駅」
みちが荒れてきました。
次が終点「下津井駅」です。
あっけなく、「下津井駅」に到着です。
ここだけは、構内全体をほ保存しているようです。
しかし、少し荒れていますね。
下津井電鉄の車両も保存されています。
なかなかかわいい電車です。
動態保存はされていないのでしょうね。
駅からすぐの下津井港からは「瀬戸大橋」が一望できます。
来た道をたどり、「JR児島駅」まて゛引き返します。
ここから「茶屋駅」まで輪行です。
駅前にはこんな光景が
洗濯物干しではありませんよ。
倉敷といえば、ジーンズですね。
「児島駅」のプラットホームに高松行の電車が入選してきます。
寒気が迫り、寒い日が続いていましたが、この日は陽光燦燦
電車の運転手になったつもりで走るには面白いコースかなと思いますよ
(2017/12/15)