毎度お騒がせします

早朝から雷が鳴り、日曜の涼しく心地良い睡眠をブチ壊す。

もちろん、かりなが、だ。

毎度毎度、ケージでバヒバヒ暴れ出したので、血だらけになる前に、渋々起きる。

パジャマのままだと、ヨダレで汚れるので着替え（その間もあばれるちゃん）ケージを開けると飛び出すかりな。そのまま部屋の入り口に突進！戸車が外れ引き戸が倒れそうになる。危機一髪、首輪を掴み阻止出来た。

それからが大変。ヨダレを垂らし暴れるかりなを歯がいじめにする。

あゝ今月に入って何度かりなと死闘しただろう。いい加減疲れ果てた。

一体、何処に逃げようとするのか？家の中、飼い主と一緒のほうが安心ではないのか？

母が、次に姉がかりなを宥めに来た。

少し落ち着いたと思った途端にまた暴れ出す。首輪を持つ手に噛み付こうとする。届かない。今度は前足で攻撃する。硬い肉球と爪とで腕を引っ掻く（猫かっ）。

「あいたたた」

アレルギーを持った腕が赤く腫れる。

なあにぃ…やっちまったなぁ。

かりなは黙って「反省」かりなは黙って「反省」

話が逸れました。

１時間ほどで元通りのかりなに戻ったが、飼い主はヨダレと傷だらけだ。

が、私の腕の傷跡がなんと✖️印に（ワンピースかっ⁈ 右手だけど）

なんだか、✖️印の傷を見る度、かりなにダメ出しされた様でムカつく飼い主でしたぁぁぁ

おまけの話

　前に勤めていた会社の本社の人から聞いた話。

新入社員で山﨑さんと言うおじさんが入って来た。関東の人だから「ヤマザキ」と読む。

九州の工場に「ヤマサキ」さんがいるので、間違えて名前を呼ぶ度に

「ヤマザキです」

とまるで、昔のテレビドラマ「ムー」の金田「カネタ」さんみたいに（ホント古いっ）間違いを正すそうだ。

ある日、山﨑さんは誤って階段から落ちてしまった。

脳震盪を起こしたのか、名前を呼んでも動かない。

動かしたらいけないと思い、そのままにして慌てて救急車を呼んだ。

すぐに救急隊員が来てくれ、名前を呼ぶ。

「ヤマサキさん！ヤマサキさん！」

それまでビクとも動かなかった山﨑さん、ムクっと起き上がり言い放った。

「ヤマザキです」