水泳部OB会の初の試みとして、卒業生からの講演会を開催致しました。
第1回は、平成21年卒業の宮坂亮佑君です。
宮坂君は現在、防犯カメラを販売する会社に勤めて10年目です。
会社内でも全国No.1の売り上げを誇るセールスマンとして、活躍しています。
高校時代はBチームの一員として、大学時代はコーチとして活躍してくれました。
今回の講演では、大学卒業後に就職活動中や仕事上において、水泳部の経験がいかに生きるかというお話をしてくれました。
挨拶や返事ができること、相手の目を見て話を聞けることなど、当然のことが自然にできるということがどれほど社会人として大切かということをはじめとして、キツイことに対する耐性や一つのことを何年間も継続しているということが、その人自身の力の証明になるということも話してくれました。
挫折した時にも高校時代の仲間がいたことで、自分の居場所が見つけられたということです。
高校時代にはやっていることの意味がわからず、就職時には横一線であった状態であったとしても、いずれじわじわと差が出るものだと熱く語ってくれました。
今回、話を聞いたのはAチームの高校1・2年生でしたが、普段はなかなか聞くことのできない、社会人としての貴重な話であったと思います。
水泳部のOBは約1000人が所属しており、多くの方々が各分野で活躍されています。
このような機会があるのも、私立学校の部活動ならではのことだ、と考えています。
宮坂君の他にも堀江OB(昭和55年卒)、松本OB(昭和62年卒)、磯OB(昭和63年卒)、堀野OB(平成21年卒)が来校され、ご挨拶を頂きました。
それぞれのOBの皆様が共通して話してくれたことは、泳ぐのが速いことよりも大切なことがあること、勉強をしっかりしたほうがよいということです。
日大豊山水泳部が多くのOBの方々の応援により支えられているということを実感できる講演会でした。
今回は試験中ということもあってAチームだけでしたが、次回以降は全部員に話を聞いてもらえるように日時を調整していこうと考えています。
竹村知洋