日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

Bチーム 北部ブロック大会の結果報告(2/6 追記)

2017-01-30 16:40:46 | Bチーム

こんにちは。Bチームコーチの塚本です。

先日、1月22日に東京スイミングセンターで行われた北部ブロック大会(短水路)の結果の一部を報告します。

また、昨年の12月18日に開催された西部北部ブロック大会については出場選手が多く記載しきれないため省略させていただきます。

(2/6追記 掲載結果に一部誤りがあったため訂正しました)

50m 自由形

中1 中山瑞樹 30.82  山田朋輝 30.46  今野悠斗 30.43 

中3 小幡玲偉 28.44 糸満響 30.62 北田博人 27.28  高1 大橋康作 27.96  長尾一諒 26.71

高2 東久保健 29.15 櫻井幸多 28.81 伊藤翔 26.08

50m平泳ぎ

中1 山田朋輝 38.12 今野悠斗 35.80  中3 小幡玲偉 36.34 糸満響 35.68

50m 背泳ぎ 中1 山田朋輝 35.35

50m バタフライ 中1 中山瑞樹 32.83 中3 北田博人 28.95

100m 自由形 高1 長尾一諒 57.56  100m 背泳ぎ 高2 櫻井幸多 1:09.07

100m 平泳ぎ  中1 今野悠斗 1:20.90 中3 糸満響 1:18.02  200m 平泳ぎ 高2 伊藤翔 2:21.95

以上です。

本大会は、残念ながらインフルエンザや胃腸炎などの流行により出場選手が何人か棄権する事態となってしまいましたが、出場した選手は自己ベストの更新を目標に必死に取り組んでおりました。

私も、在学時代に竹村先生から、練習だけでなく日頃から健康であるためにに食生活や睡眠、病気の予防などを十分に備えておくことの大切さを教わりました。

私がBチームのコーチとして豊山水泳部にいられるのも今年度までなので、今までお世話になった先輩や先生方から教えられたこと、学んだことは余すことなく生徒たちに引き継いでから去りたいと思います。

今後の予定として、Bチームの選手が出場する大会は2月11、12日の東京都冬季大会と2月25、26日の春季JO予選なので、現在Bチームではこれらの大会に向けて練習中です!

掲載する写真は本日の練習風景で、先日の東京都選手権に出場した選手がOFFだったためBチームが10コースすべてを使って練習しました!

塚本祿康

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東京都選手権 結果

2017-01-30 07:32:51 | 大会結果報告

1月28日、29日に行われました東京都選手権でベストタイムを出した選手です。

関海哉  100m自由形 50.72  

       100mバタフライ 54.95

長瀬勇太 200m自由形 1:54.70 

       200m個人メドレー 2:07.47

吉田啓祐 400m自由形 3:55.08

       1500m自由形 15:58.35

田井孝平 100m背泳ぎ 58.69

大倉綾太 100m平泳ぎ 1:04.18

       200m平泳ぎ 2:17.98

河森智文 100mバタフライ 55.88

北川凛生 100mバタフライ 1:00.39

       200mバタフライ 2:10.09

       400m個人メドレー 4:41.14

渡辺一平選手の世界記録をはじめ、多数の新記録が生まれた高いレベルの試合でした。

力の強い選手は専門種目以外の多種目に挑戦し、競技会で強化するという方針を感じることができました。

やはり、「タフさ」がなければ世界では通用しません。

日大豊山水泳部も「東京都から世界を目指す選手」を輩出します!

竹村知洋

 

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伝統の練習 番外編 「ザ・サバイバル!」

2017-01-27 05:04:12 | 活動方針

この練習は番外編です。

私がコーチに就任してから考案したものです。

1年間に1回か2回、主に試験中に実施する練習として約20年間ほど続けています。

「ザ・サバイバル」という、持久力・耐乳酸能力・スピード力のすべての能力を兼ね備えた選手しか生き残ることができない恐ろしい練習です(下記のサイクルは長水路バージョンです)。

100m×8本(1:30)

100m×6本(1:25)

100m×6本(1:20)

100m×4本(1:15)

100m×4本(1:12)

100m×4本(1:10)

100m×2本(1:08)

100m×2本(1:06)

100m×2本(1:04)

100m×2本(1:02)

100m×1本(59)

100m×1本(58)

100m×1本(57)

100m×1本(56)

100m×1本(55)

サドンデス

種目は全員自由形で、最後の1本までサイクル以内で泳ぎきることが条件です。

休息時間は適宜とるようにします。

途中でサイクルアウトしたら罰ゲームとして、1セットにつき50m×4本のバタフライになります。

この練習をすべてサイクル以内で泳ぎきった選手はすべてインターハイ決勝進出者であり、3位以内に入賞しているという実績があります。

最近では生き残った選手で最後にサドンデスを行い、真の勝者を決定しています。

まさに生き残りをかけた男の戦いなのです!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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伝統の練習8 「基本を大切に」

2017-01-26 06:02:58 | 活動方針

練習で一番大切なことは、「基本を大切にする」ということです。

選手が大会で泳ぐ記録は昔に比べて大幅に向上していますが、練習内容が大きく変わったということはありません。

時代の変化と共に水着や道具が多様化し、泳ぎ方や陸上トレーニングが進歩したことは事実です。

しかし、練習で大切になる基本的なことは昔から変わりません。

新しいことを取り入れることも必要ですが、やはり基本的な軸がしっかりした上で取り入れるべきです。

その基本的な軸が「伝統の練習」です。

それを一言でまとめれば、「KICKを強化し、フォームを正し、専門種目で体力をつける」ということです。

練習は非常にシンプルであり、難しいことはありません。

水泳のこと以外にも、練習前の準備や身体作り、日常的なケア、栄養補給、水泳への心構え、チームのあり方など大切にしなければならない基本的な事柄はたくさんあります。

まずはその基本を大切にし、その上で新たなことを取り入れるようにしています。

日大豊山水泳部の基本となる伝統は、前監督である井上敦雄先生や上野広治先生から受け継いだ「55の教え」をもとに、「学校水泳の特色」を生かしながら活動しています(日大豊山水泳部HP参照)。

伝統には物事を安定させる力があります。

それは長年にわたる経験を元に、指導のなかで試行錯誤を繰り返しながら積み重ねてきたものだからです。

迷ったときには常にその原点に立ち返り、基本をもとに立て直せばよいわけです。

伝統に従えば、それほど誤った方向にいくことはありません。

これからも日大豊山高校水泳部は伝統である基本を大切にし、活動を続けてまいります。

そして、全国制覇へ!

写真は2011年、岩手のインターハイで総合優勝したときのものです。

竹村知洋 

 

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伝統の練習7 「SWIMはS1でHARD!」

2017-01-25 15:28:12 | 活動方針

試合で勝利するためには、常に実践的な練習を行うことが大切です。

基本的には大会に出場する専門種目(S1)で練習をすることが必要となります。

例えば、バタフライや背泳ぎの選手がいくら自由形でたくさん練習してもなかなか自信がつきません。

平泳ぎはあまりやりすぎると膝などに問題が発生する可能性があるので個人メドレーなどで体力をつけるのも良いと思いますが、やはり専門種目でしっかり鍛えることが基本です。

前監督である井上敦雄先生の練習で語り継がれているのは、ある合宿でウォーミングアップからダウンまですべてS1の練習だったというものがあります。

バタフライ選手にとってはEASYやダウンまでバタフライなわけですから、地獄のような練習だったことでしょう。

常識的には考えられないことですが、それだけ専門種目の大切さを強調した練習だったのだと思います。

さらに大切なことは、苦しさをごまかすような練習ではだめだ、ということです。

試合では100mや200mをすべて全力でHARDするわけであって、苦しさをごまかすことはできません。

レースの一番苦しいところでいかに粘り、最後までスピードを維持できるかを考えて練習を行うべきです。

例えば、Descending(ディセンディング)という練習がありますが、日本人はこの単語の訳し方と練習の取り組み方を間違えています。

「だんだん上げる」というように訳しており、例えば50m×4本を1本ごとに記録を上げていくという練習をしています。

しかしDescending(ディセンディング)の本来の意味は、 (高い所から)下(くだ)る、下りる、下りになるという意味であって、上げるという意味はありません。

この練習は、例えば50m×4本、50m×3本、50m×2本というように本数を下げたり、サイクルを伸ばしたりして1本目から全力で取り組み、それを維持するというのが本来のDescending(ディセンディング)練習です。

つまりDescending(ディセンディング)は、本来全部HARDであってそれを維持できるように本数やセットなどを減らしながら粘るという、ものすごくきつい練習なのです。

それがどこかで間違って伝わり、日本全国に広まってしまったのでしょう。

私もいちいち訂正するのが大変なため、間違ったものをそのまま使用していますがその練習で強化しようとは思っていません。

練習はS1でのHARDが当たり前であり、それができてこそ試合で勝負できるのではないかと思っています。

下の写真は、私が予想する井上敦雄先生の練習メニューです。

すべてS1でHARD、本来のDescending(ディセンディング)練習も取り入れられており、最後は400mS1でDIVEです!

この練習が頑張れたら、必ずベストタイムが出せるでしょう。

 

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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伝統の練習6 「DATA」

2017-01-25 07:46:39 | 活動方針

DATAの練習はだれもが取り組んだことのある練習だと思います。

50m×40本や100m×20本、200m×10本をS1でHARDする練習で、記録をDATAとして保存します。

サイクルは50mにつき1:00~1:30にし、休息時間も十分とります。

平均タイムを出すことで、今までの自分のDATAとの比較や他人との比較もできます。

この練習は乳酸に耐える力や持久力を高めるのに効果的です。

1週間のメイン練習として行うチームも多いと思います。

日大豊山でも特に冬場にはよく行います。

ただし、取り組む際の注意事項がいくつかあります。

①最初から積極的に取り組むこと

ただ単にアベレージをそろえるような練習では意味がありません。1本目から挑戦する気持ちで取り組むことが必要です。

②記録が落ちてきたとしても落ち幅を小さくすること

1本1本を全力で取り組んでいれば、記録が落ちてくるのは当然です。記録が落ちることが問題なのではなく、いきなり大幅に落ちることがよくないのです。

③常に高いレベルを維持すること

徐々に記録を上げるようなことや上下幅が大きいこと、最悪なのはラスト1本が一番速い記録であることです。

④自信がつく取り組み方をすること

終わった後に自分自身が納得し、力がついたという自信が持てるような取り組み方をすることです。

練習は常に実践を考えて取り組むべきで、練習のための練習では何の意味もありません。

DATAの練習は肉体的にも精神的にもきつい練習ですが、それを乗り越えることで体力も精神力も養うことができます。

また、この練習の利点として、チーム力を高めるということもあります。

DATAを一人でやるのはつらすぎます。

チームのみんなで声を出しながら、競い合って乗り越えるのです。

DATAの練習はどんな種目の選手にもあてはめることができるため、チーム全員で取り組むことができます。

一つの目的に向って、チーム全体の雰囲気を高めることができるのもこの練習の特色です。

昔の水泳部員たちの気合です!

つらい練習を乗り越えた後の笑顔です!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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寮生食事会

2017-01-25 07:42:16 | 日常

先日,OBの佐藤さん・細谷さんに寮生の食事会を開いていただきました。

日頃,あまり行けない焼肉の食べ放題だったので嬉しそうにしていました。食べ盛りの高校生なので序盤から良いペースで食べてはいましたが,やはり最も食べていたのは顧問の竹村先生でした。

この時期は毎週のように試合が続くハードスケジュールとなっているため,良い息抜きになったと思います。

佐藤さん・細谷さんには,定期的に寮生の食事会を開いていただいたり,試合の応援に来ていただいたりと,いつも豊山水泳部に献身的に尽くしてくれています。

本当にありがとうございました。

安村

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伝統の練習5 「バタフライで鍛える」

2017-01-22 15:01:03 | 活動方針

日大豊山の練習では、種目に関わらずよくバタフライの練習を行います。

その理由は、きついからです。

同じ練習であってもバタフライでやるだけでもきつく感じるのではないでしょうか。

バタフライは体力をつけるにはとても良い種目です。

最近はPULLが多いですが、50m~100m、時には200mのバタフライを全員で行います。

50×20本や100×20本など合計で1000~2000mです。

その際の注意事項として、すれ違う時やターンのときに片手のバタフライをしないことです。

片手のバタフライをするのは楽をしているからであって、練習の意味が半減してしまいます。

片手でバタフライをしないように、行きは1コースでそのままターンをして帰りは2コースでというように練習するのも昔から行っています。

特にバタフライで練習することが多い種目は自由形や平泳ぎの選手です。

自由形の場合、S1の練習はすべて自由形になってしまって単調になりますし、平泳ぎの場合、あまりやりすぎると故障にもつながります。

バタフライで泳ぐことは持久力を鍛えるのによいため、特に冬場に行うことが多いです。

冬はしっかりと体力をつけて、春や夏には試合に向けて徐々に実践的なスピードを高めていくわけです。

バタフライで頑張ることができれば、自由形は楽に感じるはずです。

今日もバタフライで強化しよう!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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伝統の練習4 「基本は素手」

2017-01-22 14:59:36 | 活動方針

「基本は素手」とは、練習に取り組むときの方針です。

今はあらゆる練習道具が使用するようになっていますが、強化するときの基本は素手で行うということです。

日大豊山では昔からあまり道具を使用しません。

KICKのビート板とPULLのプルブイ、最近ではスノーケルぐらいです。

かつてはビート板も使用せずに前で手を組ませていたときもありました。

プルブイも使わず、ゴムで足を止めていたこともあります。

プールサイドがとてもすっきりしていたことを覚えています。

理由は試合では素手で泳ぐのだから、基本的にはそれで強化すべきだということです。

もちろん道具を使用することで高い負荷をかけることができるという利点もあります。

しかし、今まで道具を使用しなかったという理由で試合で結果が出ず、後悔したということは一度もありません。

私が道具を使用することが多いのはフォームの修正を図るときです。

スノーケルを使うのも片方だけに呼吸が偏らずにすむため、泳ぎのバランスを整えて正しい姿勢をつくるためです。

フィンやパドルを使用するとしたら、よほど高い強度でなければあまり意味がないと考えています。

それには高い負荷に耐えられる筋力が必要になることは言うまでもありません。

本来水泳は、水着とゴーグルだけあればできるものです。

今は水着も多様化していますが、私たちの時代はVパンでしたから本当に肉体勝負だったのです。

水泳はもともと肉体勝負であるべきで、道具のことでわずらわしいことを考える競技ではないと思います。

水着も男はVパンに戻してもらいたいぐらいです。

男は素手で勝負!

 

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

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伝統の練習3 「400m S1 HARD!」

2017-01-22 07:28:54 | 活動方針

昔から伝統的に体力・精神力をつける練習として行っているのが、400mをS1でHARDする練習です。

誰でも長水路の200m種目はきつい種目であり、レース前には最後まで体力が持つかどうか不安になるものです。

それを克服するための練習が400mS1のHARDであり、これは大会で泳ぐ2倍の距離を頑張りきることが目標です。

この練習は体力的な面はもちろんですが、精神的な面を鍛えるという目的があります。

試合は200mですから、練習で400mを頑張りきれれば自信を持ってスタート台にたてるというわけです。

具体的には400m×5本をS1や、400m×1本をS1でHARDするという練習を行います。

昔はすべての練習が終わった後に、DIVEで400mを行っていました。

体力をすべて使い切ったあとに行うわけですから、特にバタフライや平泳ぎの選手にとっては地獄を見るような練習です。

最初からこれを頑張りきれる選手はそれほどいないと思いますが、やっていくうちに次第に体力や精神力がついて頑張りきれるようになるものです。

「心・技・体」でいうと、「体」と「心」が相当鍛えられます。

昔の選手は800mや1500mをS1でやっていたわけですから、400mはまだ短いほうだといえるかもしれません。

昔のコーチや選手は本当に強い精神力を持っていたものだと思います。

現在でも似たような練習をしているコーチはいるかもしれませんが、おそらくその効果を実感しているからでしょう。

この練習を書いたメニューを渡すと、選手はぐったりした顔をするか、なぜか薄笑いを浮かべます。

人はつらすぎることに直面すると、むしろ笑いたくなってくるようです。

 写真は旧校舎のプールや校庭でトレーニングをしている水泳部の様子です。

昔の先輩方が鍛えた場所、とても懐かしいです。

  

  

  

   

  

   

  

  

竹村知洋

 

 

 

 

 

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