年末練習

いよいよ2022年も終わりが近づいてきました。

水泳部は今年最後の追い込み練習に取り組んでいます。

最近のLONGチームは、KM表示です。

1500mを14分台で泳ぐ世界の選手は、相当な距離を泳いでいます。

私がKM表示にしているのは、精神的なつらさを和らげるためでもあります。

例えば、下のようなメニューだとしたら、どれをやってみようと思うでしょうか。

①1.5km×4

②1,500m×4

③150,000cm×4

④1,500,000㎜×4

全部同じメニューですが、①を選ぶ人が多く、④を選ぶ人は少ないのではないでしょうか。

『ファスト＆スロー』の著者である行動経済学者のダニエル・カーネマンによると、人間はすぐに答えが出るような直観に従うことが多いそうです。

特に視覚の影響は大きいため、KM表示にしています。

12月27日の練習は、見た目だけだとBのほうが多く感じられると思いますが、実際はＡのトータル距離はＢの約2倍あります。

またこのような練習を一人でやるのは精神的につらいので、そういう時にこそチームの力が生かされます。

つらい練習を一人でやるのと、チームでやるのでは気持ちが全然違います。

日大豊山水泳部の活動方針の一つに、「やるときはやる、休むときは休む」という教え（HP「55の教え」参照httpshttps://blog.goo.ne.jp/buzanswim/e/b750eff2b17a1c96e7d49e997d675327）があります。

12月は29日まで練習し、お正月は6日間休みます。

頑張った後に休めると思うからこそ、一層頑張れるというものです。

明日は最後の追い込みです！

 

竹村知洋

 

 

 

 

育友会編集 『ぶざん』157号

『ぶざん』は保護者により定期的に発行される編集誌です。

157号には今年の水泳部の活躍を載せて頂きました。

無観客試合であったにも関わらず、高知県の試合会場まで応援に来て下さった育友会の方もおり、大変感謝しております。

トピックスには卒業生の活躍が掲載されています。

ヤクルトのドラフト1位に指名された吉村君は、私が3年間担任致しました。

卒業生が社会人として活躍しているというニュースは大変うれしいことです。

来年度からのさらなる活躍を願っています。

今日の練習風景です。

今日の私のチームの練習メニューです。

2022年度の日本水泳連盟による「デベロップメント・ワークショップ」には、ドイツ水泳連盟の講習があり、長距離選手のチームは相当な距離を泳いでいることを知りました。

この冬はそれに少しでも近づけるような練習に取り組んでいこうと思っています。

ちなみに右側のチームの練習は少なく見えますが、単位はＫｍです。

ドイツチームはこれよりも長い距離を泳いでいます。

冬は鍛錬の時期です。

体調管理をしっかりして、よい練習をしよう！

とても良い天気です。

竹村知洋