美咲ちゃんちの投稿記録

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親子で川柳を投句

2014-08-29 08:55:27 | 川柳「平番」
川柳を親子で投句しています。

川柳「平番」9月号が届きました。



最近ポストに届くのが待ち遠しくなってきました。

自分の川柳だけでなく子どもの川柳も載っているので楽しみも3倍です。

私は投句をメールでしています。

掲載された句をご紹介いたします。

<みちしるべ> 淡路 獏眠

「洗濯中川柳浮かびスマホメモ」 ママ

川柳をやっている人なら覚えがあると思うが、ふっと句が浮かんだ時にメモできるようにメモ帳などを用意されているものだ。しかし、作者は若いだけあって、スマートフォンのメモ帳機能を使われているのだ。

「ボールからにげなくなったおれ自身」 長男

S君は、家族でソフトボールをやっているんだ。でも、飛んできたボールを体の真正面で捉えようとすると度胸がいるね。でも、慣れてきたから、ボールに食らい付いて行くようになれたんだ。すごいね。

「夏休み宿題多く目がくらむ」 長女

学校もゆとり教育からの脱却で、習う量も増えているので、夏休みの宿題も多くなっているのでしょう。私の小学校高学年の日記には、書くのが面倒くさくなると川柳とも俳句ともつかない五七五の句を書いて済ませていた覚えがある。あの時に、川柳とは何か習っていれば、もっと早くから川柳の勉強ができたのにと思う時もあるよ。

<平番ワンポイントアドバイス> 淡路 獏眠

原 「親子して暑さと戦うソフトボール」 ママ

中の句の「暑さと戦(たたか)う」が八音字で字余りになっています。また、下の句の「ソフトボール」も六音字で字余りが二か所ありますので、字余りは一か所にしておいた方が良いでしょう。「ソフトボール」は替えようがありませんので、中の句を「暑さと戦(いくさ)」とされると良いでしょう。

添 「親子して暑さと戦ソフトボール」

原 「丸つけに追われる宿題夏休み」 ママ

中の句の「追われる宿題」が八音字で字余りになっています。ここは、「追われる」を「追われ」とすると字余りが解消できます。

添 「丸つけに追われ宿題夏休み」

原 「WW(ワラワラ)はわらうことだよWWイエイ」 長男

他の文字よりも小さく書く文字のことを「捨て仮名」と呼び、「ゃゅょ」の拗音、「っ」の促音、「ァィゥェォ」のように外国語音を表す文字をいう。この中で、「っ」の促音だけ一音字に数え、他の文字は音字として数えない。下の句の「WW(ワラワラ)イエイ」は七音字で字余りですし、「イエイ」は「イェー」と表記します。そうすると「イェ」で一音字なので、下の句が六音字になりますので、字余りとして許される範囲になります。ちなみに、「ー」の長音も一音字に数えます。
注:WW(ワラワラ)は、メールやSNSで使われる文字で、笑うことを表します。

添 「WW(ワラワラ)はわらうことだよWWイェー」

課題吟 「ついで」 八木 柳雀 選

「ゲーム借りついでに電池変えておく」 長男

「悪いくせついでと言って物頼む」 長女

「よくばると大事なことを見失う」 ママ

「忙しい人ほどついでが多くなり」 ママ


<私の好きな句> (平番・平成26年8月号近詠より) 飛田 陽子 推薦

「ゆっくりと歩幅を合わす散歩道」 ママ

「子どもはね親におこられ腹が立つ」 長男

「川柳で期待されるとプレッシャー」 長女


<平番句会報> (平番・平成26年8月句会より)淡路 獏眠 推薦

「ひまわりは絵ではいつでも顔がある」 長男

「えらい人使ってた家城のあと」 長女

「片方のガラスの靴を残す城」 ママ


宿題「ひまわり」 若山 宗彦 選

「ひまわりは絵ではいつでも顔がある」 長男

「太陽の光のおかげで育つ花」 長女

「お日さまに向かって生きる強い花」 ママ


宿題「城」 淡路 獏眠 選

「りゅうぐうじょうはこを開けるとおじいちゃん」 長男

「えらい人使ってた家城のあと」 長女

「シンデレラディズ二ーランド心臓部」 ママ

「片方のガラスの靴を残す城」 ママ


<番傘各地句報(6学句会)> 森口 美羽 

「懐かしい文字で浮かんだ友の顔」 ママ

「手紙とは心の中の文字を書く」 長女


平番9月号に掲載された親子の句を書かせていただきました。

このようにブログで書いてみると復習になりました。

ただ目で追うだけではなくパソコンで打つことによりもっと理解できるようになるような気がします。

すべては自分のためです。

ここまで長々と読んでくださりありがとうございます。

全く川柳のことは分からず親子でつくっていましたが、最近は私が詠んだ句を長女と長男が聞いて「今の句はいいと思うよ」と言ってくれるようになりました。

同じ題材を親子で考えるというのはとても刺激になります。

そして、子どもの発想にはかなわないと思うのです。

「WW(ワラワラ)」の句を長男がつくった時は(そんな句はいいのかな)と正直思いました。

しかし、先生がいろいろなことを教えてくださったきっかけとなり大変勉強になりました。

あの句が本に載ったと長男に伝えると「え?」と本人もびっくりして喜んでいました。

親として「そんな句はよくないのではないか」と子どもに言わないようにしたいと思います。

子どもの気持ちを引き出せるようにして、のびのびと句がつくれるようにしていきたいです。

毎月句を考えることは大変なことなのですが、本に残るということでとても思い出になります。

今思っていることが川柳にできるように私も努力していきたいと思います。





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