アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

あすから新学期

2007-08-23 | Weblog
 あすは幼稚園の始業式。妻の職場もあすから仕事再開である。

 妻の出勤は午前7時ごろ。息子の登園は8時ごろ。私の出勤は8時半ごろ。

 また、息子と私と2人きりで荒々しく朝を過ごし、慌しく時間に追われながら出かけていく日々が始まる。


 七月初めまではそんな生活を続けていたが、この一ヶ月、息子は母親のいる朝に慣れきっている。あすの朝は、相当ごねるだろう。




 分からないでもない。

 母親を最も求める年齢であるのに、親の都合で母親ばかりか父親とさえ一緒にいる時間が極端に少なくなり、それでもせっかく他人と過ごすことをクリアしたのに、今度は親の転勤で慣れ親しんだ保母さんや保育環境とも離され、郡山にやってきた。

 郡山での当初は、一日のほとんどを知らない人間たちに囲まれて過ごしていた。大人だって、緊張するはずだ。


 ほかの友達はお母さんが昼に迎えに来るのに、息子は幼稚園で一人ぼっちになった夕方に母親が迎えに行った。寝ているまんま帰宅し、朝また起きたときには母親がいなかったこともある。

 子どもは与えられた環境の中でしか生きていけない。泣いてもわめいても、結局は、あきらめてその環境に身を置いているほかない。大変だと思う。



 この一ヶ月は、息子にとって今までにない楽しい日々だったろう。だからこそ、あすから再開する生活が辛さを増す。


 でも、ある種の「期待」もある。息子は一ヶ月前よりも体もでかくなったが、心もでかくなった。親ばか丸出しながらにも思う。

 一ヶ月前には考えなかったくらいに相手を意識できるようになった。随分と理屈も通じるようになっってきた。はっきり言って、職場の○○より、相手の立場に立って物事を考える能力が高いのではないか。



 息子よ、君はどんな人生を歩いていくのか。こんな家庭に過ごしたことも、ひとつの糧としてもらえればうれしい。


 あすからも、一緒に頑張っていこう。
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