ひよりみ日記

セルロイド人形ミーコと
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飼い主セルやの日常

セルロイド・ドリーム(HP)

立石の思い出・4

2008-06-05 21:07:19 | Weblog
四ツ木で仕事をしていたときの得意先だった蔵前の玩具問屋・三村商店から、
セルロイド玩具の仕事をまた請けるようになった父は働きに出るのをやめて、
狭い自宅で細々と商売を始めました。
当時は立石にはプレス職人がおおぜいいたのでセルロイドの加工は外注に頼み、
彩色と仕上げをして自転車の籠に製品を積んで蔵前まで納品するようになりました。

自分で仕事をするようになってからは家の暮らし向きは楽になったようで、
弟と妹は幼稚園に通うようになり、バイオリンを習い始めました。
立石にはオデオン座という洋画専門館があって父に連れられて観に行きました。
カーク・ダグラスの「ユリシーズ」は小学生にはストーリーは分かりませんでしたが、
一つ目の巨人が出てくるシーンは身震いするほど怖かったです。
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/ULYSSES.htm
ディズニーの記録映画「砂漠は生きている」もオデオン座で父と観ました。

毎月7日には奥戸橋近くの喜多向観世音菩薩の縁日があって、
立石大通りの両側の沿道を埋め尽くして露店や植木市でにぎわいました。
この日は家族四人で縁日に出かけました。
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