「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

世界の子どもたち

2008-02-06 10:05:32 | ボランティア
昨夜の報道番組ZEROでモンゴルの子どもたちのことが紹介されていました。
モンゴルの首都ウランバートルには、貧困のため、親に捨てられた子どもたちがストリートチルドレンとなって、マンホールに寝泊りしています。

以前は5000人もの子どもたちがいたそうですが、政府により施設が作られ、1000人以上の子どもたちがそこで暮らし、小学校にも行けるようになりました。
しかし、未だに数百人の子どもたちがストリートチルドレンとして、狭いマンホールに重なり合って寝ていました。
冬場の夜はー40℃にもなるところですが、マンホールの中に、熱湯を通すパイプが通っていて、その余熱で凍死を免れています。

来週11日にある小学校のクラスレクレーションで押し花しおり作りをしてくれることになり、そのときにカンボジアのこと、地雷のことなどを話して欲しいということを依頼されましたので、昨日はその準備をしていました。
本やHPなどでいろいろ調べていたんですが、あらためてカンボジアの不幸な歴史を痛感させられました。

12世紀にはアンコールワットが建てられ、クメール文化が隆盛を極めたのですが、その後は周囲の国の紛争に巻き込まれたり、フランスや日本に占領されたりしています。
50年前、やっと独立できたのもつかの間、クーデターによりポルポト政権になり、ポルポト派による虐殺が相次ぎ、200万から300万人の何の罪もない人々が殺されていったのです。
ようやく民主的な国家になったのは、10数年前です。
長い内戦により、国中に地雷が埋められ、平和になったあとに、家の周りや畑、森など、生活の場で地雷被害者が続出しています。
またポルポト時代に教育関係者は虐殺されていたので、学校教育を再開することも容易ではなかったようです。
ここでも、多くの子どもたちが地雷の犠牲になりましたし、親が地雷の犠牲になったことで、教育を受けられない子どもたちもたくさんいます。

以前、バザーをしているとき、年配の男性から「日本でも困っている人がたくさんいるのに、なんで他の国の支援なんかしているんだ!」と言われたことがあります。
でも日本で貧しさのために学校に行けない子どもたちがいるでしょうか?
世界中には家や家族のない子どもたちが3億人もいるそうです。
日本では、そういう現実を知らない人も多いのでしょうね。
ぜひ日本の子どもたちに、世界の子どもたちの現状を知ってもらって、自分たちに何ができるかを考えて欲しいと思います。
コメント
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