「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

緩和ケア

2008-05-23 23:29:20 | 美容と健康
テレビ番組で緩和ケアの病院で一人の看護師さんが紹介されていました。
患者さんの痛みや不安を取り除くために、日夜奮闘されています。
痛みにはどういう薬が効果的か、薬学について詳しく勉強されています。
また患者さんが少しでも楽になるようにと、足のマッサージをされていました。
自分で200万円もかけて、リンパドレナージュの手法を習得されたのだそうです。
うちなら3万円で出来るのに・・・

その病院に入院してきた女性がいました。
肺がんで、骨や脳に転移していて、別の病院で半年の命ですと宣告されていました。
そして、その時、すでに3日前にその期限の日を迎えていたのだそうです。
それまで死ぬことばかり考えてきて、その日を過ぎて、この後どうすればいいのでしょう、と言われていました。
そんな彼女のために看護師さんはじっくり時間をかけて話を聞き、「緩和ケアは、精一杯生きるためにあるのですよ」と話されていました。
女性は、看護師さんたちと話をしたり、痛みを軽減する治療をうけ、生きることに前向きになれたようです。
食事も、以前は死んでいくんだと思うと食が進まなかったようですが、生きようと思えるようになり、たくさん食べられるようになったそうです。
がんの進行は止まってはいませんでしたが、生きる気力を取り戻した彼女は、退院することになりました。
そして、アジアの子どもたちのために学校を造ること、が今の彼女の目標になっています。

がんの宣告をされ、あなたはもうすぐ死にますよ、と言われたら、誰だって落ち込んでしまいます。
しかし、そのあと、一生懸命相談にのってくれたり、痛みを取り除いてくれて、親身になって看護をしてもらえるところがあるといいですね。
自分が病気になったとき、そういう病院に巡りあえるかどうかが問題ですね
コメント
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