「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

講座開設2周年

2007-09-03 06:44:24 | 熊本フットケアアカデミー
フットケアセラピストの養成講座も9月5日には30期生を迎えることになりました。
思えば3年前、何気なく見た情報誌の募集記事に目がとまったのがきっかけでした。
子どもたちも自立し、仕事も転換期になっていましたし、その講座がたまたま日曜日開催で、仕事に支障がないこと、それに料金も安いし、4回で資格がとれるということもあり、軽い気持ちで受講したんです。
最初は不安だったのですが、やさしい先生と内容のすばらしさで、すっかりとりこになってしまいました。
それから一年間、先生のアシスタントとして、受講生のお世話をさせていただき、2年前の8月、講師試験を受けに仙台まで出かけていきました。
試験は2泊3日で行なわれ、朝から晩までスケジュールはびっしりで、何をするにも5人グループでの行動です。
娘のような若い方たちといっしょに、試験や講義を受け、食事やお風呂、寝るのもいっしょです。
すごくハードな3日間でしたが、今では懐かしい思い出です。

試験に合格すると同時に9月には講座を開催し、ちょうど二年が経ちました。
その間、19歳から64歳まで、学生さんもいれば、主婦、看護師、助産師、介護士、エアロビの先生、スポーツインストラクター、カメラマン、パソコンの先生、美容師、ネイリストやアロマの方、エステシャン、はたまた自衛隊員まで、大勢の人がこのフットケアを学んでいかれました。

昨日、ホームページの「受講生の声」を更新するために、みなさんの感想文の書き込みをしました。
これは受講生全員に感想を書いてもらっているもので、掲載を了承していただいた方のものだけを載せています。
ここのところ、忙しくて更新できていなかったので、まとめて書き込みをしたんですが、書き込みながら改めて読んでいると、みなさんの思いが伝わってきます。
私も感じたことですが、この講座ではフットケアの技術を学ぶだけでなく、人とのふれあいや感謝の心に触れることができ、癒すつもりがいつの間にか癒されている自分に気づかされます。
しかも、学ぶ課程において、自分の努力が実を結ぶということを実感され、達成したことに涙がでるくらい感動される方もいらっしゃいます。
たかがフットケア、されどフットケア
やればやるだけ奥が深く、たった4回の講座ですが、いろんなことを感じてくださって、技術だけでなく精神的にも何かを得ていらっしゃるようです。
そういうみなさんの姿に立ち会えることに喜びを感じている、今日この頃です。
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シラサギ

2007-09-02 07:14:08 | 日記
昨日の夕方、岳間水源まで水汲みに行ってきました。
その途中、米どころで有名な菊池平野を通っていくのですが、田んぼではすでに稲が穂を出しています。

小さい頃、家の周りも田んぼで、小学校へ行く道すがら、日に日に成長する稲を見ていました。
成長するとまず穂がまっすぐに伸びてきます。
その穂の籾一つ一つから小さな花が咲きます。花と言っても花びらがあるわけではなく、うっかりすると見過ごしてしまいます。
そのあと、どうやって米になるのか不思議で不思議で仕方がなく、農家の人には悪いと思ったのですが、一粒だけ取って開いてみました。
花が終わった直後には、籾はぺったんこで中身は何にも入っていませんでした。
数日後にまた一粒取って見ると、こんどは白い液体が入っています。
しばらくするとそれがだんだん固まってきます。それに連れて、まっすぐに伸びていた穂もしだいに垂れてきます。
稲刈りのころになると、穂は重そうに頭を垂れ、籾がパンパンになって、お米ができあがりです。

子どもの頃は、田んぼが遊び場で、タニシやどじょう、めだかにおたまじゃくしと、いろんな生物がいました。
それによくシラサギが飛んできていたんです。
しかし、その後、消毒が盛んに行なわれるようになり、もうもうと白い消毒液をまくので、家の周りで消毒されるときは、あわてて窓を締め切り、家の中に入ってこないようにしていたものです。
そのころになると、田んぼから生物が消えてしまい、シラサギの姿もまったく見なくなっていました。

それが昨日、田んぼの中の道を通っていくと、いたるところにシラサギの姿が見えます。
さすがに田んぼは稲が茂り、中に入れない様子ですが、田んぼの周りや稲を植えていない休耕田に集まって、水の中をついばんでいました。
そういえば、最近、昔のような消毒の姿をあまり見かけなくなりました。
そのために、田んぼにえさとなる生物が復活してきたということでしょうか。
食の安全が第一ですが、生産者の健康の面でもなるべく消毒しないほうがいいし、生態系を守る上でも大切なことですよね。
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小さな一歩の会便り 52号

2007-09-01 06:52:10 | ボランティア
小さな一歩の会便り52号             

 もう8月も終わりと言うのに、毎日猛暑が続いています。
北極では氷が溶けて、生態系にも影響がでてきているようです。
南の島ツバルでは、海面上昇により全島民が島を離れることになったのですが、受け入れ先のニュージーランドでは年間75人に限られていて、しかも移住するためにはいろんな条件をクリアしないといけないので簡単にはいきません。
日本の近海でも、サンゴが白色化したり、魚が獲れなくなったりと、変化が起こっています。地球の悲鳴が聞こえてきそうです。

 国際人権ネットワーク(GHN)では、8月1日から1週間、学生5名を含む9名でカンボジアを訪問され、その活動報告が写真付きで送られてきました。
今回は希望小学校3年生の卒業式が執り行われ、子どもたちは一人一人写真を貼った卒業証書とお祝いのお菓子をもらって大喜びだったそうです。一緒に行った日本の学生が卒業生にソーラン節を教え、それを招待した村のお年寄りたちに披露して、大喝采を受けたそうです。
村のお年寄りは、内戦時の一番辛い時期を過ごされているので、GHNでは敬老会を立ち上げ、老眼鏡を配ったり、食事会を開いたりして、訪問のたびに慰労されています。
希望小学校では、公立の小学校にいけない1年生から3年生までの子どもたちを受け入れ、無料で学校へいけるようにしていますが、先生たちの給料や文具や教材、それに教室、机、椅子の補強など、かなりの資金が必要です。
今回も制服や怪我防止のためのゴムぞうりを配布する予定でしたが、資金が足りず、次回訪問のときまでに延期したそうです。

また12年前から支援している孤児院が、2005年、突然、国の都合で取り壊され、行き場がなくなった子どもたちのために急遽、「友情の家」を建てました。そこでは27歳のリーダーを中心に30人の子どもたちが暮らしています。
孤児院と言っても国からの援助はなく、自分たちで伝統芸能アプサラダンスを練習し、それを披露することで生活の糧にしています。
昨年12月にはプロ認定にも合格し、衣装も自分たちで刺繍やスパンコールをつけるなどして手作りしています。
しかしいつも仕事があるわけではなく、その収入だけでは生活もままなりません。
子どもたちが自立できるようにするためには、生活支援のほかに、教育、医療などの支援も欠かせません。
リーダーのビスナーさんは、「日本の皆さまのご支援のお陰で生きる希望と勇気を持つことができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも真面目に希望小学校の子どもたちと友情の家の子どもたちのためにリーダーとして頑張ります。」と決意を述べています。

一回だけの支援なら簡単ですが、12年目に入り、継続して支援するのは並大抵の苦労ではないようです。
カンボジアでは経済復興が進み、それにつれて物価も上昇し、何をするにも以前より高いお金が要求されます。
今回も予定していた支援物資が届けられなかったり、少しでも現地にお金を回すために、ホームページも解約されるそうです。
最近では、世間の地雷被害者への関心も薄れてきていますが、まだまだ支援を必要としている人たちがいるのが現状です。
どうか皆さまのご協力をお願いいたします。

《8月の活動報告》
★8月11日(土) 定期活動日
 今回は常連の方一人と、初めての小学校3年生の双子の女の子が参加してくれました。二人は小花を散らしたかわいいしおりを沢山作ってくれて、2時間後に迎えに来たお母さんも感心しておられました。とても楽しかったので、また是非参加したいと言ってくれて、一番気に入ったしおりを一枚ずつ買って帰りました。
2時間で58枚のしおりができあがりました。

★8月21日(火) 第3回国際交流・協力団体連絡会議
  国際交流会館で、13団体が参加して午後6時30分から8時まで、連絡会議が開かれました。
今回は、10月13日・14日に行なわれる「大にぎわい市」の詳しい内容と、場所決めが行なわれました。
国際色豊かな各団体のバザーや食べ物の販売が行なわれるので、とても楽しいイベントになると思います。
また来年3月末に予定している「SAKURA祭」についても、若い人たちとの連携を取り、内容を検討することが話し合われました。

★8月31日(金) 国際人権ネットワークへ寄付送金
 5月から8月までの4か月分の収益144,820円を国際人権ネットワークへ送金しました。
  みなさまのご協力に感謝申し上げます。
     内訳  
        募金       42,990円
        押し花しおり  23,400円
        バザー品    62,680円
        書き損じハガキ  6,700円
        使用済み切手  9,050円

《今後の活動》
★9月8日(土) 定期活動日
 押し花しおり作りをしますので、みなさまのご協力をお願いいたします。

★10月13日(土)14日(日) 大にぎわい市
 熊本市国際交流会館前で、バザーを行ないます。
熊本城前の道路が歩行者天国になりますので、昨年もたくさんの人出があり、多額の売上がありました。
今年はさらに熊本城築城400年のイベントもあり、去年より多くの人が集まるものと思います。
現在、バザー品の在庫がほとんどありませんので、みなさまのご家庭に不要な物がありましたら、どうか提供していただきますよう、よろしくお願いいたします。


〔使用済み切手〕
 ご家庭や職場などで使用済みの切手がありましたら、送ってください。大きめに切り取ってもらってもかまいませんが、切手の周り3mmくらい残して切り取ってもらうと助かります。ご協力をおねがいします。
 
〔バザー、イベント会場探し〕
 しおりの販売や不用品販売ができるバザーやイベントがありましたらお知らせください。また屋内であれば、しおり作りの体験もできます。日程があえば、できるだけ参加しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔バザー用品〕
 みなさまのご家庭にある不用品の提供をお願いいたします。チャリティーショップで販売させていただきます。またバザーなどのイベントにも出品しますので、たくさんの品物が必要になります。随時受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔書き損じハガキ〕
 みなさまからいただいた書き損じハガキを、新しいハガキに交換して、その収益を寄付します。年賀状の書き損じなどありましたら、ご協力をお願いいたします。

その他、活動へのご意見やアドバイスがありましたら、どんどんお寄せください。よろしくお願い申し上げます。
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