~Chieのアフタヌーンラウンジ~
今日は、廿日市美術ギャラリーで開催されている「核兵器禁止条約発効記念事業 第25回平和美術展 四国五郎
平和へのメッセージ〰シベリアからヒロシマ〰」について、卜部学芸員にお話いただきました。
原爆をテーマにした絵本「おこりじぞう」の挿絵で有名な四国五郎は、広島県豊田郡生まれ。20歳で徴兵され、ソ連との激戦を生き抜くも、戦後シベリアの収容所で約3年半抑留されました。帰国後、最愛の弟が原爆で亡くなったことを知り、戦争、核兵器への怒りを胸にヒロシマに生きることを決意します。
今回の展覧会では、「おこりじぞう」の原画はもちろん、母子像やヒロシマをテーマにした油彩画、ポスター、スケッチ、資料等約100点が展示されています。
学芸員の卜部さんは、四国五郎展を担当されて、「表現されたものは、言語を超えて世界の人にメッセージを届けることができる。国際化の一役を担うことができる」と改めて感じたそうです。
四国五郎の生き様と作品を敬愛し、絵本「おこりじぞう」の朗読をライフワークにされていた女優の故木内みどりさんのDVDもギャラリーでみることができます。10月17日までです。
記念講演会は10月9日 13時半から
コンサートと朗読は、10月12日 18時半からに延期になりました。
先週取材に行った際、記念講演会で講演をなさる四国五郎さんのご長男の光さんと写真を撮っていただきました。