英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

新しい家族(1)

2012-09-17 | ネコ話(動物)




ことの起こりは、このネコの置物からだった。


比叡山の山頂にある、ガーデンミュージアムで、一目惚れして買って来た置物だ。

このミュージアムには、こんな置物が何点か飾られていて、いつも欲しいと思っていたのだ。

         



連れ帰ったこのネコの置物を玄関において、出かけるときも、帰ってくるときも、いつも声をかけていた。


   



それが、6月の終わりのことだ。


このネコを飾り始めて、1ヶ月ほどたったある日、玄関に出て驚いた。

置物と同じ黄色い子猫が、座っていたのだ。

一瞬、置物が動き始めたのかと思った!





思わず声を掛けると、小さな声で返事をする。

   

困った様な、哀しそうな顔をする。

   

捕まえようとすると、人間不信な顔をする。

   


心は千々に乱れる。

結局その日は、子猫はご飯を食べると、何処かへ消えてしまった。


どこかの飼い猫でありますように。

二度と此処に顔を出さないで。

捨て猫だったり迷子だったりしませんように。



そう願っていたのだけれど・・・


次の日も、その子猫は現れた。

相変わらず、困った様な顔をして。

あれ?片目を瞑っている。

目が痛いのかな?

   

   


どうしよう。

餌を玄関の中に置いて、「入る?」と聞くと、子猫は素直に中に入って来た。

家には、老いて弱ったポン吉がいる。

どうしよう。






ブログランキングに参加しています。 お気に召しましたら1クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする