あれほど様々な物語を語っていた姑は、週が明けて、突然話さなくなった。
もう、ほとんど立てない。
丸太ん棒のようになって、眠っている。
ただ、私たちが笑い声を立てると、それが聞こえるのか、一緒に笑いごえをたてるのだ。
担当の先生がおっしゃっていたとおりの道筋をたどっているんだな。
肩を落として、家に戻る。
そうだ、夕方に通り雨はあったけれど、軒下の花たちには、水をやっていなかった。
深夜に花に水をやる。
目の前を、小さな緑色の光が走る。
おや?
ほたる?
その光は、水やりの飛沫を避けて、紫陽花の鉢の方に飛んでいく。
ごめんね、水がかかった?
緑の光は、そのまま、紫陽花の葉の裏にとまった。
まだ新緑のみどりの残る葉の表に、その光がほのかに映る。
はかない光だ。
滲むみどり。
家に戻って、急ぎの仕事に取り掛かる。
と、目の前に現れるほたる、じゃなくて、てふ(濁点略)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/68/b22c62f6d9188ada36472265daca169a.jpg)
もう、ほとんど立てない。
丸太ん棒のようになって、眠っている。
ただ、私たちが笑い声を立てると、それが聞こえるのか、一緒に笑いごえをたてるのだ。
担当の先生がおっしゃっていたとおりの道筋をたどっているんだな。
肩を落として、家に戻る。
そうだ、夕方に通り雨はあったけれど、軒下の花たちには、水をやっていなかった。
深夜に花に水をやる。
目の前を、小さな緑色の光が走る。
おや?
ほたる?
その光は、水やりの飛沫を避けて、紫陽花の鉢の方に飛んでいく。
ごめんね、水がかかった?
緑の光は、そのまま、紫陽花の葉の裏にとまった。
まだ新緑のみどりの残る葉の表に、その光がほのかに映る。
はかない光だ。
滲むみどり。
家に戻って、急ぎの仕事に取り掛かる。
と、目の前に現れるほたる、じゃなくて、てふ(濁点略)
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