英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

不自由な体の奥に。

2018-06-20 | 日記
時々余震はあるけれど、とりあえず京都は落ち着きを取り戻した。
月曜日にオールキャンセルとなった仕事の一部を、黙々とこなす。

遅くに家に戻る。

今日は、姑は、体調が良かった。
鴨川の『青首カモ』と『青首アヒル』の話を延々としてみたら、大笑いし始めたのである。
姑は、『高瀬川のカモ』を覚えていたのだ。


85歳で亡くなった舅の趣味は、猟だった。
そのために、狩猟用のセッターを常に2匹飼っていた。
舅以外は、家族全員、狩猟が嫌いだったけれど、誰も舅には意見できず、ただ、従順な犬達を可愛がるだけだった。

ある日、そのセッターの1匹が、目の前の高瀬川を泳いでいたカモを捕まえたのである。
ポイントして、川に飛び込んで、カモの首根っこを咥えて、戻ってきた、一瞬のことだった。

舅は大喜び、すぐにそのカモを捌いて、カモ鍋にして、私たちに振舞ってくれたのだけれど。

結局、みんな、野菜を突っつくばかりで、食べない。

舅は『ほら、美味しいぞ!遠慮してないで、みんな食べろ!』と超ご機嫌だ。

その時、姑は、下を向いて、クスクス笑っていたのである。

おばあちゃん、その時のことを、しっかり覚えていたのだろう。
言葉には出せないけれど。

ここしばらく、言葉は悪いけれど『ミイラ』みたいな状況だった姑。
その不自由な体の奥に、命の輝きがしっかりと見える。


10年前のファル吉。
この子は、舅のセッターの孫だった。
今は、親兄弟たちと、自由に空を駆け回っているのだろう、たぶんね。

コメント (6)
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