まぼろしの『ハナレイ・ベイ』

木曜の朝、何となくネットで上映中の映画を検索していた。

あんまり観たい映画はないな。


そこで、『ハナレイ・ベイ』という題の映画が目に入る。

『ハナレイ・ベイ』？

え？
『東京奇譚集』の『ハナレイ・ベイ』？？


大急ぎで調べる。

やっぱり、村上春樹の『東京奇譚集』におさめられている『ハナレイ・ベイ』の映画なんだ！

知らなかったのである。


早速自分のスケジュールを調べる。
すると、奇跡的に（笑）空いている時間に、１日に１度だけの上映時間がはまったのだった。


夜、『ハナレイ・ベイ』を読みなおす。
胸がしんとする。
これが映像化されたらどうなるのだろう？


翌朝、いつもより早く起きる。
大急ぎで、あれこれすべき事をやっつける。


さて、
行くぞ、『ハナレイ・ベイ』を観に。


映画が終わる。


空を見上げて考える。

絶対に行くのである、私の幻の『ハナレイ・ベイ』に。
ひとりで、本を携えて。


行っけるっかな〜〜？ ww