水曜日は、いろいろあった。
朝、大急ぎで、あれやらこれやら片付けて、区役所に飛び込んだ。
いつもは混んでいるのだけれど、どういう訳か、昨日はガラガラで、すぐに用事が済む。
予約しているネイルの時間に、充分間に合うな。
ネイルというほどの事もないネイルだ、
一番淡いピンク色を乗っけてもらうだけの。
それだけのことで、気持ちが華やぐ、噴飯ものの○十代♫
一度家に戻ってから行こうと、大通りで信号待ちをしていた。
すると、目の前を走って来た原付きバイクが、なぜか急ブレーキを掛けて、そのまま転倒して滑って行く。
そこへ、タクシーが走ってきて、その後部に、流れて来たバイクが滑り込んだ。
一瞬のことである。
バイクにのっていた若い女の子は、バイクから手を離していたから、巻き込まれずに済んだ。
あちこち擦りむいているけれど、大きな怪我はなさそうだ。
タクシーも、後部が凹んだだけのようだ。
びっくりした!
すぐに、警察がやって来た。
救急車はまだだ。
一部始終を見ていたので、警察官に連絡先と名前を伝えて、時計をみると、おやまあ、もう家に戻る時間はない。
慌てて、ネイルのお店に行くと・・・開いていない?
あれ?
おかしいな。
電話をかけてみると、予約時間が違っている。
どうやら、勘違いをなさっていたらしい。
ラインで予約をしていたから、予約時間がはっきりしていてよかった。
今日の分はキャンセルにして、改めて予約を取り直す。
それにしても、いいお天気だ。
昔の『五条楽園』にあたるこの店の周辺は、若い人たちの不思議なお店が次々と出来ている。
ちょっと見て歩こうかな。
ネコの看板があるじゃない?
細い路地の中に、いろいろお店があるらしいけれど、昼からしか開かないようだ。
こんなお天気の日は、母を外に連れ出そう。
車に乗って、実家に急ぐ。
植物園にでもちょっと行ってみない?
今日は具合のよさそうな母は、いそいそと車に乗り込む。
植物園について、まずは腹ごしらえである。
北山通りのパン屋さんで、ランチにする。
ほろほろに炊き込んだポークのかたまりは、噛まなくとも口の中でほどける。
パンが食べ放題で、ゆっくりコーヒーを飲んで、さて、植物園をちょっと散歩しよう、と思ったら、母がいう。
食べ疲れたから、帰りたいな。
はいはい、そうよね、歳をとると食べるのにも元気が必要だ。
母を家に送り返して、家に戻ると、仕事まで1時間程しかない。
長い間お昼を食べていたんだな。
植物園のお散歩どころじゃなかった。汗
すると、電話がなる。
警察からだ。
事情をいろいろと説明して、電話を切る。
おっとっと、本当にもう時間がない!
慌てて準備をして、今度は仕事に出かける。
夜おそく戻ってくると、待ちに待っていた『シャーペン』が届いていた。
ね?
格好いいでしょう?