『パリのカナロ』 フランシスコ・カナロ楽団
”Canaro En Paris” Francisco Canaro 【YOUTUBEより】
1925年にフランシスコ・カナロ楽団のパリ公演が大成功をおさめ、タンゴが世界中に広がることになりました。
カナロのパリでの壮挙に対してその記念碑として捧げられたのがこの曲で、同年にアレハンドロ・スカルピーノと
ファン・カルダレージャによって作曲されました。
曲のタイトルはその快挙を報じる当時の新聞の見出しをそのまま曲名にしたもので、ホセ・スカルピーノが
タンゴ讃歌的な歌詞を綴っていますが唄われることは殆どありません。
この『パリのカナロ』も優雅な旋律とともに、終盤のバンドネオンのヴァリアシオン(変奏)が聞きものです。