『煙が目にしみる』 プラターズ
”Smoke Gets In Your Eyes” The Platters 【YOUTUBEより】
この曲は1933年にジェローム・カーンが作曲してラジオ番組のテーマ曲として書かれたものですが、1935年制作の
ウィリアム・サイター監督による映画『ロバータ』の劇中歌として使われることになり、急遽オットー・ハーバックが
作詞、アイリン・ダンが唄って一世を風靡、これによってスタンダード・ナンバーとして定着しました。
1958年にはプラターズがパリ公演中にこれをカヴァーしてリヴァイヴァル・ヒット、1959年には全米No.1に輝き、
プラターズとして5枚目のミリオンセラーになりました。
「煙草の煙が目にしみる」と思われがちですが、この歌の煙は心の目を覆う煙のことで、
恋をするとみんな盲目になるんだよ
心が燃え上っているときは
煙で目が見えなくなり
そして
恋の炎が消えると
煙が目にしみるのさ
と、失恋の痛手をまわりに悟られないように笑ってごまかしています。
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リード・ヴォーカルのトニー·ウィリアムスのハイトーン・ヴォイスは素晴らしいの一言ですね