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港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『12月19日』その1

2019-12-18 21:06:02 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆エディット・ピアフ Édith Piaf (1915.12.19~1963.10.10)



フランス国民の象徴的存在で、世界中から尊敬された最も偉大なシャンソン歌手です。
軽業師の父と路上歌手を母に、パリの下町ベルビル地区で生まれました。しかし母親(当時17歳)は彼女を忌み嫌い育児を拒否した
ため1918年にベルネにある父方祖母の売春宿に預けられました。6歳から父と町の場末の路上で歌っていましたが、15歳の時に
父と別れ一人でストリート・シンガーとして歌い始めました。1935年に路上で歌っているところをナイトクラブのオーナーの
ルイ・ルプレに見出されて彼の店で芸名「ラ・モーム・ピアフ」の名で歌い始めました。1936年に「異国の人」でレコードデビュー
を果たしましたが同年にルイ・ルプレ殺害され、容疑者として取り調べを受けました。
1944年のドイツ占領下で、当時駆け出しだったイヴ・モンタンとの愛を綴った恋唄『バラ色の人生』を作詞・作曲、この成功に
よって歌手として確固たる地位を固めました。大戦後はヨーロッパ各地とアメリカ、南米などで公演旅行を行うなどで世界的な
人気を博していましたが、フランス人で既婚者のプロ・ボクサー、マルセル・セルダンとの熱愛が一大スキャンダルとなり、
そのセダンが1949年に飛行機事故で急逝してしまいました。そんな二人のなりふり構わぬ究極の愛の姿を唄った『愛の讃歌』を
翌年にリリース、これが爆発的なヒットとなりました。
1951年には腕と肋骨を骨折する交通事故にあい、その後深刻なモルヒネ中毒に苦しんだといわれています。1963年3月にリール市
オペラ座にて生涯最後のステージ出演を済ませた後、癌により47歳の若さでこの世を去ってしまいました。
その華やかな表舞台とは別に、数々の男性遍歴、殺人容疑、麻薬と酒、生涯に四度となる交通事故などの出来事はあまりにも謎が
多くて、恋多き大歌手の真相は闇の中となってしまいました。

【主要歌唱曲】
1936年『異国の人』L'étranger 視聴
1937年『私の兵隊さん』Mon légionnaire 視聴
1939年『アコーディオン弾き』 L'Accordéoniste 視聴
1944年『ばら色の人生』La Vie en rose【YOUTUBEより】

1945年『谷間に三つの鐘が鳴る』Les Trois Cloches 視聴
1948年『パリの恋人たち』Les amants de Paris 視聴
1949年『パリ』Paris 視聴
1950年『愛の讃歌』Hymne à l'amour【YOUTUBEより】

1950年『小さなマリー』La p'tite Marie 視聴
1950年『祭りはつづく』La fête continue 視聴
1951年『青のシャンソン』 Chanson bleue 視聴
1951年『パダム・パダム』 Padam... Padam…【YOUTUBEより】

1952年『恋人が一輪の花をくれた』Mon ami m'a donné 視聴
1954年『かわいそうなジャン』La goualante du pauvre Jean【YOUTUBEより】

1954年『夜は恋人』Mea Culpa 視聴
1954年『パリの空の下』Sous le ciel de Paris【YOUTUBEより】

1955年『憐れみ』Miséricorde 視聴
1955年『旅芸人の道』Le chemin des forains 視聴
1956年『枯葉』Les feuilles mortes【YOUTUBEより】

1957年『群衆』La Foule 視聴
1958年『私の回転木馬』Mon manège à moi 視聴
1959年『ミロール』Milord 視聴
1960年『水に流して』Non, Je ne regrette rien 視聴

『12月19日』その2

2019-12-18 17:24:35 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ジョニー・アルビノ Johnny Albino (1919.12.19~2011.5.07)



1958年〜1966年に全盛期だったラテン・グループの「トリオ・ロス・パンチョス」の第一ヴォーカルです。
プエルトリコのヤウコで生まれ、若い頃ギターを片手に音楽界入りし、1946年にラテン・グループ「トリオ・サン・ファン」に
参加してリード・ヴォーカリストとして活躍しました。1958年にパンチョスの第一ヴォーカルであったエルナンド・アビレスが
退団したことでジョニー・アルビノが第一ヴォーカルとして加入、トリオ・ロス・パンチョスは世界各地をめぐる数多くの公演で
全盛期を迎えました。しかし、1966年に内部紛争、訴訟問題などでパンチョスを去り、独自の道を歩むこととなりました。

参考までに「トリオ・ロス・パンチョス」はメキシコのアルフレッド・ヒル とチューチョ・ナバロ、プエルトリコのエルナンド・
アビレス によって1944年にニューヨーク州で結成されたラテン・トリオで、その後リード・ヴォーカルが何度か交代しましたが
ジョニー・アルビノの時代が最盛期だったと言われています。1959年に初来日をしてその後何度も日本公演を行いました。

【トリオ・ロス・パンチョスの主要歌唱曲】
『アディオス・マリキータ・リンダ』Adios Mariquita Linda 視聴
『アモール』Amor, Amor, Amor  視聴
『ある恋の物語』Historia De Un Amor【YOUTUBEより】

『エストレリータ』Estrellita 視聴
『キェンセラ』Quien Sera【YOUTUBEより】

『キェレメ・ムーチョ』Quiereme Mucho 視聴
『キサス・キサス』Quizás Quizás【YOUTUBEより】

『ククルククパロマ』Cucurucucu Paloma  視聴
『グリーンアイズ』Green Eyes 視聴
『コーヒー・ルンバ』Moliendo Cafe 視聴
『さくらさくら』Sakura Sakura 視聴
『シェリト・リンド』Cielito Lindo 視聴
『シボネー』Siboney 視聴
『その名はフジヤマ』Së Llama Fujiyama 視聴
『ソラメンテ・ウナ・ヴエス』Solamente Una Vez 視聴
『月影のキューバ』Magica Luna 視聴
『テ・キェロ・ディヒステ』Te quiero, dijiste 視聴
『パーフィディア』Perfidia 視聴
『ベサメ・ムーチョ』Besame Mucho【YOUTUBEより】

『メロンの気持ち』Corazón de Melón 視聴
『ラ・クカラチャ』La Cucaracha 視聴
『ラ・パロマ』La Paloma 視聴
『ラ・マラゲーニア』La Malagueña【YOUTUBEより】



【ご命日】

★マルチェロ・マストロヤンニ Marcello Mastroianni (1924.9.28~1996.12.19)



イタリアを代表する名匠の傑作群に多く出演したことで名声を得たイタリアの俳優。
主な出演作品として『白夜』『甘い生活』『夜』『イタリア式離婚狂想曲』『8 1/2』『異邦人』などがある。


★ミシェル・マーニュ Michel Magne (1930.3.20~1984.12.19)



1960年代に活躍し完全主義をトレードマークとしたフランスの映画音楽家。
主な映画音楽作品として『太陽は傷だらけ』『地下室のメロディー』『ある晴れた朝突然に』『恋するガリア』などがある。