常連客のM君と一緒にスナックのママ・Y子ちゃんが久しぶりに来た。
私 「久しぶりやね。M君と一緒とは珍しいね」
客Y「さっき、変な客が居てたから、最後迄居てもらってん」
私 「男のM君が居てたら、用心棒代わりになるなあ」
客Y「女、1人でお店をしてたらなめられるからね」
私 「長いこと店をしてたら色んな客が来るからなあ。今迄でどんな客が来た?」
客Y「一番悔しい思いをしたのが、詐欺に遭った事やね」
私 「どんな詐欺に遭(オ)うたん?」
客Y「お勘定の時に『財布をどこかで落としたみたいなので、タクシー代5万円貸して』と言われ、貸した時やね」
私 「へえ、何で5万円も貸したん?知ってる客か?」
客Y「よその店で何回か会ってて、その度に私の飲み代を払ってくれててん」
私 「へえ、気前のエエ人やん」
客Y「だけど、奢って貰う筋合いはないからと、その都度返しててん」
私 「それで何でタクシー代が5万円やの?」
客Y「一緒に飲んでる時に家は明石やて言うてたから、それぐらい要ると思って」
私 「家は知ってたの?」
客Y「知らん。でも電話番号を教えてくれたし身なりもいいし気前がいいので…」
私 「それで、電話を掛けたんか?」
客Y「明日持って来るからと言ってたけど、3日経っても来なかったので電話したら『現在使われてません』のメッセージやってん」
私 「その時に騙された、思たんや」
客Y「5万円が最高やけど、詐欺に遭(オ)うたのは4、5回あるわ」
私 「大体詐欺をする人間は身なりがエエし気前もエエ。それによその店でもしてるから慣れとる」
客Y「マスターは詐欺に遭った事、あるの?」
私 「俺はもあるで。いさぎ、うさぎ、ケン・サギシ(検査技師)。それにサギ容疑の人…」
客Y「みんな人を騙す詐欺と違うやん。それに詐欺容疑の人て何?」
私 「あ、作業着の人やったわ」
一句:お年寄り あの手この手で 騙される
謎かけ:詐欺とかけて、漬け物職人と解う。どちらも、巧みに(付け・漬け)込みます
私 「久しぶりやね。M君と一緒とは珍しいね」
客Y「さっき、変な客が居てたから、最後迄居てもらってん」
私 「男のM君が居てたら、用心棒代わりになるなあ」
客Y「女、1人でお店をしてたらなめられるからね」
私 「長いこと店をしてたら色んな客が来るからなあ。今迄でどんな客が来た?」
客Y「一番悔しい思いをしたのが、詐欺に遭った事やね」
私 「どんな詐欺に遭(オ)うたん?」
客Y「お勘定の時に『財布をどこかで落としたみたいなので、タクシー代5万円貸して』と言われ、貸した時やね」
私 「へえ、何で5万円も貸したん?知ってる客か?」
客Y「よその店で何回か会ってて、その度に私の飲み代を払ってくれててん」
私 「へえ、気前のエエ人やん」
客Y「だけど、奢って貰う筋合いはないからと、その都度返しててん」
私 「それで何でタクシー代が5万円やの?」
客Y「一緒に飲んでる時に家は明石やて言うてたから、それぐらい要ると思って」
私 「家は知ってたの?」
客Y「知らん。でも電話番号を教えてくれたし身なりもいいし気前がいいので…」
私 「それで、電話を掛けたんか?」
客Y「明日持って来るからと言ってたけど、3日経っても来なかったので電話したら『現在使われてません』のメッセージやってん」
私 「その時に騙された、思たんや」
客Y「5万円が最高やけど、詐欺に遭(オ)うたのは4、5回あるわ」
私 「大体詐欺をする人間は身なりがエエし気前もエエ。それによその店でもしてるから慣れとる」
客Y「マスターは詐欺に遭った事、あるの?」
私 「俺はもあるで。いさぎ、うさぎ、ケン・サギシ(検査技師)。それにサギ容疑の人…」
客Y「みんな人を騙す詐欺と違うやん。それに詐欺容疑の人て何?」
私 「あ、作業着の人やったわ」
一句:お年寄り あの手この手で 騙される
謎かけ:詐欺とかけて、漬け物職人と解う。どちらも、巧みに(付け・漬け)込みます