この間までの猛暑もようやくやわらいで、朝夕にはやっと爽やかな風が吹き秋を感じさせる季節になった。
秋と言えば「スポーツの秋」「行楽の秋」。そこで思い出すのが、娘が小学生の頃に妻と3人で何度か訪れた「関西サイクルセンター」。
ここは日本唯一の自転車をテーマにした屋外型テーマパークなので、基本的に乗り物の動力はペダル。だから漕いで漕いで漕ぎまくるので運動不足解消にピッタリの遊園地だ。
1万㎡の広い敷地内に、大自然の中を駆け巡る"自転車版ジェットコースター"や、800台を超えるオモシロ自転車など人気のアトラクションが満載。
街では乗ることができないユニーク自転車、かわいい形や不思議な動きをしたり滑稽な漕ぎ方をしたりする多種多様の自転車が楽しくて、私たちは取っ替え引っ替え乗った。
妻は当初「自転車だけでしょ?」と言っていたが、本当に見たことない様な色んな種類の自転車にテンション上がって、大人でも運転が難しい乗り物にチャレンジしたりして私以上にエンジョイしていた。
高所恐怖症の妻が遠慮した、地上8mの空中のレール上をタテ、ヨコに揺れながら走行する「スカイサイクルウォーカー」は娘と乗ったが、娘は怖さ半分楽しさ半分でドキドキワクワクしていた。
金剛生駒紀泉国定公園の緑に囲まれた野山の中を木々の香りや澄んだ空気を楽しみながら走れる、全長約2.5km、1周約15分のサイクリングコースは安全のためヘルメット着装義務がある。
ヘルメットが似合わない私の姿を見て妻と娘が腹を抱えて笑った光景が、遠い昔ながらも今でも覚えている。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。