台風18号はヤバイのか?気象庁が異例の「発生前情報」を出す
27日午後2時、気象庁が過去に前例のない「発生する台風に関する気象情報」を出した。通常は「発達する熱帯低気圧に関する情報」として発表する場合が多く、気象関係者から注目を集めている。
発表によると、フィリピンの東にある熱帯低気圧は、時速35キロで西へ進んでおり、今後24時間以内に台風となるとしている。
異例の発生前情報
午後3時現在の中心気圧は1006ヘクトパスカル、中心付近の最大風速15メートル、最大瞬間風速は23メートル。台風になったあとは、次第に北寄りに進路を変えて、沖縄・奄美には30日から10月2日ごろ、西日本には10月2日ごろに接近する可能性が高い。
ハザードラボでも、25日には米海軍合同警報センター(JTWC)の予測にもとづいて「マリアナ諸島近海で熱帯低気圧発生」を報じており、気象庁の天気図でも「Tropical Depression(TD=熱帯低気圧)」の存在が確認されているが、台風の発生前から注意が喚起されるのは、前例になく、それだけ台風への昇格の可能性が高いとともに、日本への影響が大きいということが懸念される。