7日間で60回超 長野県中部震源の地震続く 気象台「焼岳に特段の変化はなし」
長野県中部の岐阜県境近くを震源とする地震が続いています。28日は、正午までに震度1が2回観測され、今月22日以降にほぼ同じ場所で発生した地震は61回になりました。
県中部の岐阜県境近くを震源とする地震は、28日も発生し、午前0時23分にマグニチュード3、午前1時55分にマグニチュード2.9と推定される2回の地震が観測されました。いずれも県内では、松本市安曇で震度1を観測しました。
ほぼ同じ場所を震源とする震度1以上の地震は、今月22日に震度3を観測して以降、毎日発生し、深さが10キロ程度と浅いのが特徴です。23日には松本市安曇で一連の地震で最大の震度4を観測しています。
地震は正午までに61回にのぼり、震度を岐阜県側だけで観測したものを除くと52回です。長野地方気象台は引き続き注意を呼びかけています。
なお、震源近くにある焼岳について気象台は「地震活動は低調で火山活動にも特段の変化は見られない」としています。