首都圏の新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、東京都と埼玉、千葉、神奈川各県の知事が16日、JR東日本など鉄道事業者6社と赤羽一嘉国土交通相に対して大みそかの終夜運行を中止するよう合同で要請した。

 東京都の小池百合子知事は都庁で取材に応じ、「初詣の混雑を避けてもらうための工夫をする必要がある。首都圏は感染状況が厳しく、連携しながら対策を進めたい」と話した。

 要請書は「年末年始は多くの人出で感染リスクの高まりが懸念される。命を守るためには一体となって取り組むことが重要」とした。

 都によると、首都圏は交通網が広域でつながるため、3県に合同要請を呼び掛けた。