ギリシャ・クレタ島沖でM5.7の地震 震源の深さ6km
米地質調査所(USGS)によると、日本時間24日午後4時48分頃、ギリシャ沖の地中海を震源とするマグニチュード(M)5.7の地震が発生した。
地震が発生したのは、地中海に浮かぶクレタ島南岸から100キロほど沖合で、震源の深さは6.1キロと推定される。
ユーラシアプレートとアフリカプレートがぶつかる地中海地方は、世界でも地震活動が活発なエリア。18世紀にはポルトガルのリスボンを中心に大きな被害を出した推定M8クラスの地震が発生し、津波と火災の影響で、約6万人の死者を出した。
1908年12月にイタリア南部のメッシーナで起きたM7.1の地震では、6万〜10万人以上が死んだと推定されており、近代ヨーロッパ史上、最悪の犠牲者を出している。
また2017年7月にはトルコ沖のエーゲ海でM6.7の地震が発生したばかりで、震源に近いギリシャのコス島でも多数の死者や負傷者を出した。
プエルトリコ沖でM6.0 震源の深さ10km「津波の心配なし」
米地質調査所(USGS)によると、日本時間24日午後12時23分ごろ、中米プエルトリコ沖の大西洋を震源としたマグニチュード(M)6.0の地震が発生した。
地震が発生したのは、プエルトリコの北岸から70キロほど北東の海域で、震源の深さは約10キロ。この影響で、プエルトリコ全域と、近隣のドミニカ共和国東部で揺れを観測したが、米海洋大気庁(NOAA)の津波警報センターはこの地震による津波の心配はないとしている。