★clausewitzのひとりごと★

45才既婚男です。雑多なブログですがコメントお待ちしております。

ローマ人の物語

2005年08月05日 11時42分53秒 | お気に入りの話
お気に入りの本に「ローマ人の物語」があります。
ハードカバーで、毎年年末辺りにでる塩野七生氏の作品です。
本屋では「小説」の所にありますが内容は「歴史」でも通用するものです。
毎年一巻ずつ、去年で13巻が出ました。後2巻で完結するみたい。

内容に関しては、建国からおそらくは滅亡までを描いたモノです。
なんつーか、よくこれだけ調べたものだなーって感心するくらい精密で
楽しいモノになってます。
登場人物の一人一人が実に「賢く」思えます。
なんか「あー、頭いいなー」って思えるのがすき。
歴史ってのは、「こいつ、馬鹿じゃねーの」としか見えない風にかかれていると
全く面白くありません。いろんな人のいろんな知恵で世界が成立している。
それが分かる作品です。
「ローマ」という強大な国が軍事力だけで成立したと思っている人が多いのには
ほんとに残念です。是非とも多くの人に読んでもらいたいです。

彼女の作品は「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」
「コンスタンチノープルの陥落」の三部作やヴィネツィアを描いた
「海の都の物語」を読みましたがどれも逸品です。

「胸躍るような」作品の一つですね。
長かったり高かったりして、余程の歴史好きしか買わないと思いますが
興味のある方は是非、本屋で眺めてみてください。

ローマ好きになること、間違いありませんよ