マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

絶対にカビが生えない梅干しの作り方

2016年05月18日 | 半径1mの話
父は、私の梅干し作りの師匠です。
遠隔操作ではなく、直々に指南を受ける日がやってくるとは、ある種感慨深いものがございます。

が、しかし

私は梅干しが好きなわけではなく、土用干しという行為が好きなのであって、それを楽しむためだけに梅干しを作っていると言っても過言ではありません。
(理由は、過去の梅干し関連記事に書いてある通りでございます。)

師匠の作る梅干しは、小粒なため、土用干しは必要ないそうです。
必要ないと言うより、土用干しをすると干からびて食べるところがなくなってしまうわけです。

私は南高梅以外の梅干しを食べませんので、テキトーに作ればいいや、と思っておりましたらば

父ちゃんのやり方で漬ければ絶対にカビが生える事はないから、よく見ておけ。

こうすれば絶対にカビが生えない梅干しの作り方と言った内容の本でも出そうかと思ったが、もし何なら、おまえが書いてもいいぞ、てな感じで

いつもの如く、おふざけモード込みで師匠の実演指導が始まったのでございました。

塩分10パーセントの梅干しを絶対にカビさせない作り方とは、

水が上がってきたら、日に数回、がぶる ことだそうです。

船の中の水は腐らんだろ?
何故だかわかるか?

(ここは、わからないふりをするのが親孝行と言うもの)

それはだな、おまえ、水が腐るのはホコリやゴミが上に溜まるとそこから腐るんだが、船の中は、始終揺れておるだろ、だから腐らんのだよ。

へぇ~!?
そうなんだね~!!


父ちゃんといると、おまえも物知りになるな。

そうだね、そうだね。


この方法は、まだ誰も知らんはずだから、友達にも教えてやりなさい。
Fちゃんにも教えてやったら喜ぶぞ。

いやいや、Fちゃんは梅干しなんて絶対作りませんから(笑)




師匠考案の重石です。
先ず、水を入れた一升瓶を梅の上に置き、そこに500ml入りのペットボトル5本をスーパーの袋に入れたものを一升瓶にひっかけてあります。
スーパーの袋が大きいと、床についてしまって重石の役目を果たさんから、袋は途中で縛って短くするんだぞ。
こんな重石の方法があるなんて、知らんかったろ。
Fちゃんにも、ちゃんとここまで教えるんだぞ。

いやいや、だからFちゃんは梅干しなんて絶対絶対作らないってば。