母親の死をきっかけに舞台に立てなくなったダンサーのテオ。気分転換にとすすめられた映画出演で若手人気スターのダレンと出逢う。冗談でしたはずのキスでゴシップ誌は大騒ぎに。華やかなハリウッドスターの恋と人生の物語から、京都祇園を舞台にした和の世界まで、あらゆるシチュエーションを芸術的なタッチで描く待望の初コミックス!
これはすごい!!
美しい!!
漫画というよりアート!!
淡々とした白と黒の世界。
独特の描線。
とにかく絵がお上手。
絡み合いはそんなに多くないけれど、おもわず見とれてしまう男の裸体でございます。
線一本でこの肉感は何だ!!
特に手がいいです!!筋張った手の甲!!萌えます!!
雰囲気に酔える大人テイストの漫画です。
7作の短編が載っているのですが、どれも好きです。
でもやっぱり一番は表題作とその前編とも言える「カーテンコール」ですね。
主人公テオの正面顔が好きだわ~。
ベッドの上で相手(ダレン)の耳を足で挟んだり、鼻をつまんだり
(なんて器用な指先!ちなみにわたしは足の指を開くことができません)
意外とおちゃめだったりするのもツボです。
外国物しか描かないのかな、と思ったら最後は和物でした。
浴衣の男たちもイケてます、ふは~~。
リーマン物も描いてほしいな~。
ところで、「ショーが跳ねたら……」の冒頭、10Pくらいほとんど背景なしです。
それでもぜんぜん不自然じゃなく、見えない背景がなんとなく見えてしまうのは、やはり上手さのせいなのでしょう。
この方はすごいですよ~!!
出会えてよかった~!!
BL漫画界には、こんな方もいらっしゃったんですね~(ためいき)
奥が深いわぁ~~!!