筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

7月大歌舞伎に行く!

2009年07月17日 | お出かけ








昨日歌舞伎座に行ってまいりました。
梅雨の明けた東京はめちゃくちゃ暑かったです~~。

今回は無事、三越の地下二階でお弁当ゲット!
イヤホンガイドも借りて3階へ。
エレベーターもエスカレーターもないから疲れます。
(一幕見席買って4階まで走った友人をあらためて尊敬)

7月の演目は「五重塔」と「海神別荘」

「五重塔」は幸田露伴原作のです。
大工の源太役が中村獅童なんですけどね、なんか軽いですね。←イメージのせい?
台詞早くて聞き取れないところが多々あったし……。
でもまあ、楽しめました。

問題は泉鏡花の「海神別荘」
公子役の市川海老蔵!
海老蔵さまどうなさったの~~?
その異様な口調は演出ですよね~?
そのロンドンブーツばりのお靴はマジですよね~?
いつもの男っぷりの良さとクールさはどこに置いてきてしまったの~~!
この話しはコメディー?笑っていいの~?
ま、まさかですよね?
すっごい衝撃を受けて、玉さまの美しさを味わうどころじゃなかったです。

強気攻めの海老蔵公子を期待して行ったのですが、
これが強気でもなければヘタレでもなくどっちつかずで……。
玉三郎に関しても同じで実に中途半端なキャラクター設定。
だったらいっそ耽美に徹してよ!と言いたい。
なんか男版宝塚のコケた感じ……?

これ、歌舞伎座でやっていいの?
わ、わかんない。
わたしには理解できない。
すみません、きっとわたしがいけないんです。
歌舞伎初心者には難しい演目なんですよね。
でも一緒に行ったわたしよりはるかに歌舞伎を知っている元義妹と、その友人(腐)も頭を抱えてました。

玉三郎と泉鏡花はベストな組み合わせだと思っていたのですが、
これを観て、やっぱ玉三郎は古典が一番だわ~と思ってしまいました。

ところで「海神別荘」の「沖の僧都」は市川猿弥だったのですが、
彼の代役で、市川猿三郎が6日から12日(?)まで勤めていたということです。
当日「五重塔」が終わってから話しがあり、急きょ代役をなさったとか。
台本渡されて急いで覚えてDVD観て立ち位置確認して……。
そ、そんなことが出来るのですか?
す、すごすぎます!
「沖の僧都」といえばひょっとしてあの結納の品々を長々と読み上げる……?←間違っていたらごめんなさい。
猿三郎の僧都、観たかったです~。
きっと舞台も客席もすっごい緊張感だったでしょうね。
昨日の猿弥さん、ご病気だったことを感じさせないくらいお元気でした。


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