3月に入って一回目の日本画教室。
ビンの大きさと位置を先生に相談しトレペに書いた状態。
チャコペーパーを挟んで麻紙に写します。
骨書きはせず、えんぴつであたりをとり、薄墨で塗りました。
今回はここまで。
作業が遅っ!
おしゃべりが多いので……。
先生と「加山又造」について語り合いました。
cochi「裸婦はすごいですよね~!あの肌の美しさったら!」
先生「あれはすごいです!筆筋が見えないっていうのは脅威ですよ」
cochi「どうやって塗っているんでしょう?」
先生「たぶん独自の塗り方があるんだとおもいますよ。連筆でやるのかなあ?」
cochi「先生は加山又造に教わらなかったんですか?」
加山又造は多摩美の教授でした。
先生「僕の頃は彼は名誉教授で、教わるはずだったんですけど、体の具合が悪くなったので、
授業が無くなってしまったんですよね~」
それは残念~。あの脅威の美肌の秘密を教わってほしかったです~。
先生「加山又造は多摩美、って感じですね」
cochi「芸大とどう違うんですか?」
先生「芸大の日本画っていうのは、実は修復技術を教えるところなんですよ」
cochi「へえ~」
それは知らなかった。
先生「実際、卒業生の半分はそういう関係の仕事についています。
政府から与えられた最高級の絵の具を使えるんだから、
それはそれでやりがいのあることでしょうけどね」
なるほど、なるほど、日本画は冒険だ~!の多摩美とは目指すものが違うと……。
たしかに芸大出の先生は、基本に則った日本画の描き方を教えてくれました。
わたしふうに言うと「正しい日本画」?
そうか、芸大の半分は職人か~。
残り半分はやはり画家を目指しているのでしょうかね?
ちなみに先生のお兄さんは芸大大学院卒だそうです。