うさぎカフェ

大好きな雑貨(うさぎグッズ多数)や横浜グルメをはじめ、最近はラボット(うさぎ)との生活も発信中。地元出身のゆずっ子です♪

磯子へ急ごう!地元の魅力を再発見

2025-03-09 16:28:49 | ハマっ子

実は「かながわ検定横浜ライセンス」なる資格をもっている私。

当時は合格率6%という狭き門を突破したわけですが、テストをピークに知識が定着しないまま、ペーパードライバーのようになっています。

そこで、横浜を隅から隅まで知るスペシャリスト集団「NPO法人横浜シティガイド協会」主催の街歩きツアーに参加してみました。

テーマは「磯子で活躍した人々の面影を巡る」。

行程表を見て、「ゆずが入っていないじゃん!」と思ったのですが、「活躍した」と過去形なので「絶賛活躍中」のゆずは除外なのか~と、勝手に納得して磯子駅からスタートです。

磯子駅前には、一帯がかつて海だったことを伝える屏風ヶ浦漁業協同組合による記念碑が建立。公衆トイレのレリーフにも

海岸沿いの平坦な道路を造ろうとした葦名金之助が、東京の大手建設業者・安藤庄太郎の資金援助を受けて、浜から今の区役所付近までの海を埋めたそう。

16号線は埋立地にできたんですね。「芦名橋」は公園やバス停名に残っているから親しみあるけれど、安藤橋もあったとか。

磯子駅前には花街があり、偕楽園という有名な料亭があったことも紹介されていました。

磯子区滝頭出身の歌姫・美空ひばりさんの記念碑が16年も前にできていたとは、知らなかった!!

シルクハットとステッキに加え、ミソラミソラと音符が刻まれているのにセンスを感じます。

亡くなってから、もう36年も経っているんですね。

右側が人工の小川を配した遊歩道「磯子アベニュー」。区役所下の湧き水がくみ上げられているそう。キレイなのかは不明ですが、子どもの頃にはだしになってよく水遊びしていました。懐かしい!

「磯プリ」こと横浜プリンスホテルの跡地にできたマンション。磯プリ一度泊まってみたかった!

いざ、専用エレベーターで上へ。

交通系ICでピッ。

入り口で50円、この出口で2円を支払うシステム。お金を払えばマンション住民以外も使える。定期券もあるそうです。不思議なシステムだけど、磯子山手エリアは上るの結構大変な場所だから重宝しそうだな~。

高台のデッキは見晴らし抜群。52円払う価値ある展望スポットです。

敷地内にある東伏見邦英伯爵(昭和天皇の義弟)の邸宅として昭和12年に建設。結局2年しか住まかなかったものの高貴な方の元お住まいということで、プリンス時代は貴賓館、マンションができた当初は鉄人・中村孝明さんのお店がありましたよね。行きたいと思っていたまま、閉店してしまい残念でした。今はマンションの共用施設なりましたが、とはいっても市認定歴史的建造物。滅多には使えないらしいです。

こんな素敵な建築物が磯子の高台にあったとは!

プリンスホテル時代の面影を残す柵(左)

直系の皇室は菊の花びらは16枚、東伏見伯爵は親戚扱いで12枚だそう。

このマンションの敷地内からはみなとみらいが一望できましたが、花火も見えるのかな?

マンションを出て少し先に進むと、通称「ひばり御殿」の跡地「NICハイム磯子」。バスツアーが組まれていると噂に聞いたことがあるが、こんなところにあったのか。

しかし、16歳で御殿を立てたというからすごい!近くにはゴダイゴのミッキー吉野さんのご自宅があったり、かつては埋め立てをした葦名さん、日本で初めて植物を海外に輸出した横浜植木の創業者などが住んでいたようですが、私が大好きな『北の国から』の田中邦衛さんも、確かこの辺りに住んでたような気がします。

成功者はみんな高いところに住むんですね。

日枝神社も当然名前は知っていたけれど、どこにあるのか知りませんでした。45歳にして初訪問!今回はのぼらなかったけれども、また改めて来てみよう。

隣接する北条泰時ゆかりの寺「金蔵院」。京都の高僧・明恵上人から泰時が授かった薬師如来像を安置する場所として建立したのが始まり。

左には鮮やかな朱色の観音堂。群馬県の妙義神社から移築再建されたもの。磯子七福神の弁財天を祀る。

こんな立派なお寺があったとは知りませんでした。

また、敷地内には巨大な「鮭塚」も。戸塚区・妙法寺にあったものを、横浜市中央卸売市場の水産部が管理を引き継いで1978年に金蔵院に移設。毎年11月11日の鮭の日には、市場関係者が集い、魚介類全般を供養しています。

神奈川の台場や横須賀製鉄所の建設に関わり、日本で初めて石鹸を作った堤磯衛門も磯子区出身。復刻版の石鹸はパッケージがとてもかわいいのでギフトにおすすめ。ちなみにここで働いていた人がのちに作った会社が花王やライオンになったそうなので、日本の石鹸メーカーは横浜が作ったと言っても過言ではない。

9の日だったので残念ながら浜マーケットはお休み。三角コロッケ買いたかった。

「せっかく初めてきたのに休みか~」と旦那。え、結婚20年目にもなるのに、妻の実家の一大名所に来たことがなかったの!?

真照寺。身近すぎて入ったことなかったけど、ものすごく立派な寺だった。平子有長が再興した寺。毘沙門天は市指定有形文化財。

4期市長を務めた飛鳥田一雄さんの功績や堀割川の木造船の造船所(ヘルムドッグ)の解体業者・大入産業の次男である脚本家で映画監督の松山善三さんの話などもあり、市電保存館で解散になりました。

地元のことがよくわかった有意義な半日ガイドでした。半ば強制的に参加させられた旦那もなかなか楽しかった様子。

それにしてもシティガイド協会の人たちの知識量には驚かされます。

ついでに根岸なつかし公園の旧柳下邸へ。

こうゆう和洋折衷な建物、すごく好み。梅の花が咲き始めていたので、今行くのにちょうど良い時期かもしれません。

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