晴耕雨読ときどき・・・

超初心者のガーデニング。北海道の山野草の庭。

ある男

2024-10-15 10:27:14 | 図書室

「マチネの終わりに」が気に入ったので、平野啓一郎の本をもう一冊。

幼子を脳腫瘍で亡くし、夫ともうまく行かず分かれ、再婚した相手は仕事中の事故で亡くす。

不幸とは何か、それに人は耐えられるのか。

それが生まれつきで、自分になんの責任もないことだったら・・・

事故で死んだ夫は、実は名乗っていた男ではなく、全くの別人で、どういう事情なのか?

主人公である弁護士が辿るミステリーでもある。

そして、明らかになっていく自分の不幸に耐え続けた”ある男”の生き方。

弁護士さんも、”ある男”もひどく優しく、思いやり深い。

事情はわかっても、解決はしない。

生き残っている”ある男”と、もう1人のヒロインはどうなった?

主人公の家庭は大丈夫なのか?

           ー

この作家の小説をもう少し読んでみたい。

 

 

 


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