城ケ崎海岸は、何度となく訪れている。
伊豆の東海岸にある国立公園。
柱状節理の岩肌の絶壁につり橋がかかっている。
つり橋は数キロ離れて2箇所あるが、どちらも同じような感じなので、
無料駐車場がある下田よりのつり橋に向かう。
だけど、着いたのは熱海よりの海洋公園の有料駐車場(500円)。
カーナビの設定もせず、適当に車を走らせたからだ。
ここから、海岸線の遊歩道を約1.3キロ歩くとつり橋がある。
つり橋のすぐそばにも有料駐車場があるので、
ここからつり橋まで歩く人は少ないが、
時間に余裕がある時は、ここを歩いてつり橋に行くと良い。
2~3組の若いカップルとすれ違った。
奥さんのことなど、かまわずにとっとと先に行ってしまう旦那。
(肩を並べて歩いている若いカップルとは、大違いだ。。。)
その後をクッキーは必死について行く。
そして、クッキーのリードも持つ私は、クッキーにぐいぐい引っ張られ、
滑って転ばないように、足元を気にしながら必死で歩く。
たまりかねて、「ネー、待ってー、クッキーのリードを持ってー」と
主人を呼びとめ、リードを渡すと、クッキーは私のことを気にして歩かない。
母さんにリードを持たせ、母さんを引っ張りながら父さんについて行かないと、
不安になるらしい。
クッキーはつり橋を渡れるのかしら?
20分ほどでつり橋に着く。
クッキーはまったく怖がる様子もなく橋を渡っていく。
眼下には荒々しく打ち寄せる浪。
クッキーは、端っこまで行って、鼻を突き出して下を見る。
その様子を見る私は、背筋がゾーとする。
「クッキー、ダイビングをしちゃ駄目だよ!」
往復、3キロ弱。
浪の音を聞きながら、ゆっくり散歩をした。
そして、今度はここから車で30分ほどの熱川にある宿に向かう。
熱川は、その昔、姉とワニ園に行き見学後、レストランでカレーライスを食べたが、
そのあまりの不気味さ(たぶん精神的なもの)が、記憶に残る所でもある。
・・・・続く