【火山灰ハザードマップ】
富士山火山防災協議会資料より
富士山が最後に大噴火したのは、1707年11月23日(旧暦)である。
つまり今年は、あの宝永大噴火から丸300年なのだ。
改めて、各サイトの資料等でどの程度の噴火だったのか調べてみた。
噴火が続いたのは約16日間。東南中腹から火を噴き、その高さは山頂を
越えた。火山灰は約7億㎥で、富士山東南斜面で3m、横浜で16cm、
東京で5cm程度の降灰があったらしい。
仮に、今、同程度の噴火があったら都市機能はマヒしてしまうだう。的確な
防災対策を望みたい。
火山灰のハザードマップがあったので添付した。
そしてもうひとつ重要なことがあった。
噴火が起こる49日前、東海沖から紀伊半島あたりを震源とする宝永大地震
(M8.6)があった。(死者約2万人) この地震が引き金となって噴火
した可能性が高いことだ。もっともそれ以前の地震と噴火が、全てがリンクし
て発生しているわけではない事を付記する。
昔は「富士山は休火山」と教えられたが、今は活火山に分類されている。
いつから変わったのかはっきりしないが、確か御嶽山が噴火した後だと思う。
記録によれば、富士山が「おとなしい」期間は、平安
時代から約350年の間、噴火しない時期もあったようだ。
願わくば富士山には、できるだけおとなしく休んで頂き、我々はその雄姿を
愛でていたいものだ。
(やまざくら)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます