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一生の財産になる

  第53期(10/9/25~12/4)文演アンケートです。

 Kさんは、国立大医学部の研究者です。


   Kさんの文演アンケート


 Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
 A.1 自分が研究や仕事のために書いた文章を読み返すたびに「何かが変だ?」と 感じることがしばしばあります。自分の文章に潜む「変な何か」の正体を見抜くことが文演に参加した目的です。


 Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
 A.2 
さまざまな文例を教材に文章作法をトレーニングしたおかげで、「ダメ出し」の技術が身につきました。受講を重ねた現在では、目にした文章の悪い点を指摘して改善策を考えることができるようになってきています。


 Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
 A.3-1 「授業前」 文演で唯一の実習プログラムなので、興味を持って真剣に取り組みました。要約に取り組みながら、要約とは単に字数を減らすことではなく、書き手の意図を正確に読み取って決められた字数の中で再構成することという点に気がつきました。  
 
 A.3-2 「授業後」 文演最後の時間に催された要約講評は緊張感があってよかった。自分では決して気づくことができないマイナス点をズバリ指摘されるのは心地よいくらいであった。
 先生からいただいた指摘はどれも腑に落ちるものであった。しかし、指摘を受けた後でも私は自分の要約がそれほどひどいものだとは思っていない。
先生の指摘がアリならば、私の要約もアリではないか? とさえ考えている。著者のメッセージ、この皮肉は学者崩れの自分自身を省みて実に耳が痛いというか、日々の実感・痛感に合致するものだ。
 著者は鋭く強力なメッセージを「上手いたとえ話」でくるみ込んでマイルドに伝えている。私はこの「上手いたとえ話」を最大の字数を割いて要約に含めたいと考えた。その結果が私の要約である。この頭の固さというか、度し難い欠点の無自覚さは私の進歩を妨げているのだろう。これからも自分の要約に指摘をうけるチャンスが欲しいと切に思う。 


 Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
 A.4 最近大学で講義をしたり学会で議論をするときに「自分の話し方が変わったな」 と実感することが多いです。文章作法や速読のトレーニングを続ける中でロジカルな思考能力が高まったことが理由と思います。これまでは相手の見解を理解するどころか、自分の見解すら満足に理解できていなかったことに気がつきました。理解できていないものを相手に伝えられるはずがありません。文演で読み書きのトレーニングを受けながらロジカルな思考能力を高められたことは、一生の財産になると確信しています。
 
文演では、文章の価値や評価は読み手の読解力によって変わるということを学びました。先生が教材の文章に投げかけるダメ出しは、自分の読解力にも向けられている気がしました。
 文演は私が人生で初めて受けた国語の授業でした。文演がなければ、まともに読み書きを習うチャンスは一生なかったと思います。私は40歳近い年齢を迎えてから国語力の貧困を嘆いていますが、学生時代の国語の成績は優秀でした。わが国の国語教育、国語の試験とは一体何物なのでしょうか? 


 Kさんは、遠方からクリエイト(速読&文演)に通っています。

 半端なものではない交通費ですから、真剣度が違います。アンケートのコメントの端々から伝わってきます   
 

  




                
          
 
※クリエイト速読スクールHP

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