goo

卒論をすらすらと書けた

  第73期文演19/9/7~11/16アンケートからです。

  きょうは、大学生のTさん。

 
4月から大学院にすすみます。

 
2019-11-06大学で研究するときの生産性が格段に上がったのTさんです。



     
Tさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
すっきりした文章をすらすら書けるようになるため。文章を一旦書き上げた後に見直すと、何となく上手く伝わらないような気がしてどんどん書き足していき、長すぎて要領を得ない文章になることがあった。スマートな文章を見分け、難なく書けるようになりたかった。

Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
文章の味が分かるようになった。文演を受講するまで、よく考えて文章を書く場は小学校の国語の授業と大学受験での自由英作文しかなかった。論理的な思考力を鍛えたいのか、学校の先生たちは論理構成を異様に重視する。それらの場を通して整理された文章は書けるようになったものの、個性のある文章は書けなかった。
 文演を受講すると、論理構成がしっかりしているのは当たり前で、その一段上のレベルに、良い文章とそうでもない文章があることに気づいた。今まで小説や随筆は内容に興味が持てず好きでなかったが、文演受講後に読んでみると、作家さんの精緻な文章に驚かされて、久しぶりに読んでみたくなった。

Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
情報の取捨選択が難しかった。ゼロから文章を書くのも大変だが、決まっている骨格にどう肉付けするか決めるのも大変だった。2時間連続して推敲して、煮詰まってきたので提出。今度は、提出メールの送信ボタンを押そうとするたびに、「ああすれば、こうすれば」とアイデアが湧いてきて、ちょこちょこ直しているうちにまた1時間経っていた。たった1ページの文章でもこれだけ考えることがある、というのは新たな発見だった。

A.3-2「授業後」最終回、提出した文章に自分でダメ出ししたら松田さんに「まあ、全部言っちゃったんじゃないんですかー」と言われ、受講前からの成長を感じた。ただ、私自身が気付けるレベルのミスを連発していたのは反省。このミスを潰せていたらより深いフィードバックがもらえていた気がして、悔しかった。1週間空けて推敲すると、クリーンな状態で読み直せてよかったかもしれない。

Q.4 全体的な感想をお聞かせください。    
A.4 積極的に発言できる集団授業が久しぶりだったので、元気に色々発言してみた。発言時間を独占しそうで申し訳ないとは思っていたのだが、自分が発言したことは、ただ聞いたことよりも深く記憶に定着している。学習効果の観点から見れば、良かったと思う。  
 文演の時期が卒業研究の期間と一致していて、講座から帰ってきた後はよく先輩や教授の論文を読み返していた。先輩の論文には松田さんが小言を言いそうな文章が多い一方で、教授の論文には無駄がなく読みやすい。理系の研究者であっても、研究費を取ってきたり査読者に採択してもらったり、研究内容を文章でアピールする機会は多いと聞く。文演で扱うスキルが必須だと感じた。  
 文演が後半戦に入る頃、自分の卒論を書きはじめた。「松田さんや文演クラスの人たちなら、こんなことを指摘してきそうだな」と思いながら書き進められて、分量が多くても苦にならなかった。なにかの本で読んだ「教師を生徒の脳内に住まわせられたら、その授業はひとまず成功」という話を思い出した。  
 受講目的は、スマートな文章を難なく書けるようになることだった。卒論をすらすらと書けたので、この勢いを保てればさらにスマートな文章を書けるようになると思う。  
 12月から自主文演に参加する。脳内の教師を成長させるべく、引き続き意欲的に取り組みたい。  
 —
 以上です。  
 貴重な機会をいただき、ありがとうございました。  
 今後ともよろしくお願いいたします。


 アンケートをご覧いただければ、Tさんがどんなひとかわかるように書いています。

  あまりの打てば響くぶりに、他の生徒さんが考える間がないということが数回ありました



 きょうからSEGです。

 Tさんのように本当に優秀な大学生がいます。

 高校生たちに、本やトレーニングなどによって、世界の広さを少しでも感じとってもらえたらと思います。  真 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 非連続的な速... 仕事以外にも... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。