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クリエイト速読スクールブログ
時間をかけて自分の中の100%にして提出すべき
第79期文演(22/4/2~22/6/11)アンケートからです。
きょうは、アラサー経営者のMさん。
2022-04-08「家では速読のことはすっかり忘れ、」のMさんです。
第79期文演申し込み第1号です。
Mさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・学習に関しての目的はなく受講した「(年齢/体調的な都合から)あと数年で文演が終了するかもしれない」という趣旨の松田さんコメントをブログ上で見たことがきっかけである。長年続いている講座であるため貴重な文化遺産を見に行く気持ちで、講座内容をあまり確認せず申し込んだ。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・文章は何度も何度も読み直し、修正を繰り返し作り上げていく当たり前のことを再度認識した。文章を作るには回数を重ね、何年かけても完成が難しいサクラダファミリアのように思えた。文章を書くことへのハードルはあがった。完成度100%に達成することはないので、時間が限られている中で自分がどのレベルで妥協すべきなのか考える必要がある。
20年以上前のクリエイトやSEG受講生の文章を読む機会を通じ、時代を超えて彼ら彼女らと接することができて改めて文章はいいなと感じた。小説家やプロの要約作業人の文章を批評できる入門レベルにほんの少しだけ足がかりするところまできた。基礎を学んだのでプロのように個性を出せる文章を今後書いていきたい。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 ・要約に関しての説明が何度かあり、説明の中にヒントが隠されている印象を受けた。制限文字数がなぜ750字になっているかの背景を特に考えた。400字にもできそうな要約を750字にまとめる作業は枝と葉っぱの量調整が重要であるが葉っぱの選定に苦労した。
要約する文章自体が面白かったため、タイピングをはじめて1時間かからずにすんなりと要約できた。自分の言葉での要約にチャレンジしたかったが塩梅が分からず、文章の言葉をほぼそのまま引用した。
A.3-2「授業後」・各人の個性が出ていて面白かった。自分のものは要約すべき重要な箇所が漏れていたが、漏れてしまった原因と漏れないようにどう対策すべきかを理解できたので今後に活かせる。
自分の言葉での要約にもう少しチャレンジすべきだった。失うものがない授業でチャレンジしなかったことは悔いが残る。自分の中で90%程度の出来だなという印象で提出したが、時間をかけて自分の中の100%にして提出すべきだった。残りの10%の改善の方法が分からず提出したがもう少し粘るべきだった。
与えられたフィードバックをもとに再考したい。同じくらいの年齢の受講生と比較すると良い出来ではなかったが、高校時代は国語の成績が下位10%に入っていたことを考えると自分に合格点を与えたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・速読とリンクするポイントはないと思っていたが、文章を推敲するために速読スキルが生きる箇所があるのだと最後に気づくことができた。速読は単に速く読むだけのものではないので速読にもう少し通うことにする。
仕事の獲得を目的として業界紙やWEBマガジンで連載を持っており、4,5人ほどの編集者が私についている。恥ずかしながら一度書いた原稿を読み直すことがほとんどなく5,000字程度の分量を40分程で一気に書き上げて、社内のアシスタントに誤字脱字チェックをさせて、そのまま編集者に送ることを数年間続けてきた。
文章を書くことが本業ではないという言い訳もあり、公開された記事を自分で確認することもなかったのだ。文演受講を機に自分が執筆し公開された文章を読んでみると私が提出した原稿と変わっている箇所が非常に多くあった。そして、変更されている箇所のほとんどは当講座の1~3回目で学習するものだった。1~3回目は基礎的な内容が多く大人であれば、「なんだこんなことか」と思うような内容ばかりであったかもしれないが原稿を普段から書いている私にとってはハッとする基礎内容であった。最終回が重要であるとブログでも説明があったが、個人的には最初から最後まで同じモチベーションで受けたほうが身になると感じた。文演を通して、文意を変えずに編集する編集者のスキルの一端を少し垣間見ることができた。
小学生の時から書いた日記や作文を読み直すことがなかったが、文章は何十回、何百回も読み直すべきもので、読み直しごとの修正の方法を今回学べた気がする。文章は一筆書き芸術の類のものではないと認識した。見直しをろくにしない長年の悪い習慣を直すのは簡単ではないが今後の人生の課題として取り組んでいきたい。文章の入門を学んだに過ぎないので講座内容を見直し、良い書き手になれる努力を続けていく。
「タイピングをはじめて1時間かからずにすんなりと要約できた」という生徒さんは案外多いでしょうが、「自分の中で90%程度の出来だな」と、こちらの評価が一致することはなかなかありません(ここから提出締め切り間際まで延々と作業が続きます)。
Mさんの要約は90点。よくできていました
理工系大学院を修了し、外資系企業に就職。その後に次々と起業するだけあり、超明晰生徒さんでした(最初の入会アンケートから)。
入会後に過去ログを発掘する生徒さんがいることが、Mさんでまた確認できました。また、そういう人がよく伸びていることも。
ここでMさんを初めて知った方は、ぜひともMさん関連を最初からチェックしていただきたいです(「5,000字程度の分量を40分程で一気に書き上げ」る筆力を愉しんでください)。
7/16~の第80期文演受講の生徒さんの場合は、ぜひ上記アンケートを再読三読していただきたいです。文演への取り組み方のヒントがずいぶん目につきます。
「(年齢/体調的な都合から)あと数年で文演が終了するかも」は長く続く閉店セールでありたいのですが、これだけは前途茫洋です 真
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