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クリエイト速読スクールブログ
一度しっかりやりたいと思っていた文章の分析ができた
2月23日(祝・火)は天皇誕生日のため、教室はお休みとなります。どうぞよろしくお願いいたします
第75期文演(20/10/31~21/1/23)アンケートからです。
きょうは、私立女子高1年のAさん。
2020-07-21「長い目で見れば今後絶対役に立つはずだと思いました」のAさんです。
Aさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 速読に通い始めて一年も経たない頃、文演のお誘いを受けた。当時は、定期試験の要約つき小論文では毎回5割しか取れなかった。また、国語の授業で、論説文の段落分けの仕方がわからず、もやもやしていた。大学受験でも小論文は必須であるし、どうしようと焦っていたのでタイミングが良かった。ぜひやってみたい、面白そう!と思った。ただ、家が遠いので、学校の勉強と両立できるか不安であり、また父からはなぜ速読の教室で文章について学ぶのか、ほかにも小論を教える塾はある、と言われてしまった。しかし、どんなことが学べるのだろうかという好奇心のほうが勝ち、文演の趣旨を改めて父に話したら、通わせてもらえることになった(ちなみに、受講料を払ってくれたのは母である)。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 普段読んでいる小説では情景がすぐに浮かぶ。実はそれが当たり前ではないことに気がついた。推敲を重ねられていない文では、何通りも情景が考えられてしまう。今まで文章は簡潔なほどわかりやすいと考えていたが、重要な背景描写や説明を抜かすとぼやけた文章になる。自分が書く物事について芯まで理解し、こまごまとした当たり前なことまで対象とし、意識しなければならない。ただ、だらだらと書くと文章が引き締まらないし、意外と欠けてはならないものが抜けていて、そこの兼ね合いが難しい。文章は時間をかけて丁寧に作りあげられていると思った。
また、文章は書き手を映す鏡だと知った。書き手がどこに重きを置くかが表れるから、例えば、承認欲求が強いなとかがわかってしまう。加えて、書き手が言葉の定義についてあやふやであると、もちろん文章に表れる。それに気づくにつれて書くことが恐ろしくなり、文章を生半可に書けないと感じた。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 あれほど初回の授業で表記について言われていたのに、読点をカンマにしてしまった。また、後半部を他の方々はうまくまとめられているのを見て、文章がまだ洗練されていないなと感じた。かなり文章を分析したので自信があったが、人によってカットする部分が異なっていて不安になった。なにが正しいのかよくわからなくなった。
A.3-2「授業後」文章を細かく分析し、文ごとにお互いの関連性を考えていく方法は良かったと確信が持てた。ただ、小見出しを頼りにしてやったので、他の文章ではどのように応用できるかは、やってみないと分からない。また、文章の構造を分析して理解し、要素を抽出する。そこから自分の言葉で要約することが難しい。それができるようになるには、相当な訓練が必要そうだ。練習を積み重ねたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 大人は院生など優秀な方ばかりで、同学年の高一が他に二人いて安心したものの、最初はビビりっぱなしだった。皆さんの話し方が論理的すぎてこれからついていけるかと不安だった。なぜ自分が声を掛けられたのか不思議だった。そのため、わかるうちに発言しようと、初回の表記の問題で発言していた。今思うと、求められている答えではない意見でも刺激や新たな発想を得られたので、もう少し発言すれば、自分の考えを発展させられたかもしれない。
全体を通して、自分があやふやならば立派な文章は書けないという教訓を得た。以前よりも辞書を引いてから言葉を使うようになった。また、メールでもなんでも文章を書く際に読み手を意識するようになった。部活のコーチや後輩への連絡が簡潔に書けるようになった。
文章について普通学校では習わないが、重要なことを教わることができた。自分で書いてくる宿題は一回と聞いていて、宿題は多くないと勝手に思っていたが、想像以上に要約が大変だった。しかし、時間をかけて、一度しっかりやりたいと思っていた文章の分析ができた。色々と学べ、本当に良かった。
Aさんの最初の宿題提出は、高校生のよくできているレベル。文字数も750字と問題ありませんでした。ただ、不要なフレーズがありました。
Aさんには、そのフレーズを削って再検討してくださいとお願いしました。
その次に、提出されたものは、行数不足というミスをのぞけば完璧に近い完成度の高さでした。
アタマのよい高校生のよくできているレベルから完璧までへの跳躍がなぜできたのかを、知りたいものです。
「文章の構造を分析して理解し、要素を抽出する」では、すまない話です
速読は、受講20回(21/2/13)。
気長でいいですから、コツコツ通ってほしいです。
医学部は狭き門です。
あと、壁になってくれている親御さんに少しだけ感謝してほしいです。
Aさんに、ことばを尽くさせていますから。
次の3/27~の第76期文演は、現在7。
定員とならなくても開講します。 真
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