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非常に悔しい。しかし、後悔は少ない

  第75期文演(20/10/31~21/1/23)アンケートからです。

  きょうは、医薬品・バイオ関連企業に勤務するさん

 
2019-11-07これからも地道に続けていきたいと思った」のYさんです。


   Yさんの文演アンケート


Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
職場で大量の文書を読み、文章を書くこともあるため、文章の読み書きの能力を向上したかった。
  職場にて、しばらく自分の書いた文章を先輩社員からコテンパンにされていたことがあった。全体の構成から論理展開、事実関係、てにをはに至るまで、毎回厳しく指摘されていた。それ以来、自分の文章に自信がなくなり、またどうしたら質の高い文章を、しかも素早く書けるようになるのか悩んできた。自分の読み書きの能力を向上させるきっかけを掴みたくて、受講した。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
よい文章が、どうしてよい文章なのか、理解できるようになった。加えて、よい文章には、整理され、よく練られた骨格があることがわかった。そのうえで、書き手の創意工夫があることがわかった。よい文章は抽象的な印象や感覚を、具体的な言葉表現を積み重ねることで、文章を尽くして読み手に伝えるようとしていることを学んだ。なんとなくよい文章、わるい文章を判断してきたが、読むことの解像度が上がった。


Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
8,000文字を750文字に圧縮することは、難しかった。無駄な文章をひろうと、全く文字数が足りない。しかし、要素だけをひろうと前後の文脈も失われてしまうために意味不明になり、また目標の文字数を埋められない。単純に文章の要点を繋ぎ合わせるだけでは、著者の言いたいことを文章に再現することができなかった。自分なりに、著者の主張を咀嚼して、文章にまとめなおす必要があった。
 文章を書き写して、課題文の要点はどこか、不要な部分はどこか、選り分ける作業を繰り返しおこなった。提出期限の最後の一週間は、ほとんど毎日、文章を読み直し、素案をつくり、原稿を納得いくまで推敲した。課題の再提出が認められたこと、また松田さんからいただいたヒントを参考に、最終的には、これ以上の要約を自分は作れないと思うところまで、追求できた。
 最終回の直前に、全員分の要約が配布され、そこで75期の皆さんの要約を読んだ。その時は、もしかしたら、自分の要約の出来が一番ではないか、と思った。自分の読む力と書く力に手応えというか、自信を感じたのだが、今となってはその時の自信は慢心であり、勘違いだったことがわかり、恥ずかしい。


A.3-2「授業後」
自分にとって渾身の要約にいくつもの不備を指摘されたのは、やはり悔しかった。しかし、75期の皆さんの要約を読む中で、もやもやと感じた自分の要約への違和感について的確に指摘をいただいたと思う。
 一番悔やまれるのは、木で例えれば枝葉にあたる単語へ過剰に反応してしまい、その単語を要約の幹にすえてしまったことだった。私は、トラウマのようにこびり付いた今までの経験体験のために、どうしてもその単語を無視できなかった。正確に読むことを心掛けていたはずだが、自分の経験体験からくる偏りを、補正できずに読んでいた。結果として、著者が述べている要点を、読み切れなかった。正確に読むことの難しさが身に染みた。
 非常に悔しい。しかし、後悔は少ない。まだまだ自分には学ぶことが多くあって、成長できるのだと思いたい。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
速読と精読の両方が、文章を読むうえで必要な取り組みだとわかった。受講したことで、自分の文章を読み、書く能力が向上していく手応えがあった。
 要約から、一定の手ごたえを得たが、読む力の不足も実感した。同時に、文章を読む、書くというのは、自分の世界観や認識がそのまま出てしまうものだと思った。また、配布されるプリントにより、ふだん読まない著者の文章を読む機会を得た。
自分の本棚が豊かになった。
 仕事の中で毎日メールや議事録といった文章を書いており、早速、文演で学んだことを実践している。文章演習での学びを実践することで、読む力と書く力の向上に繋がっていくと思う。


 Yさんは、大学院で生命理学を専攻しています。

 厳しい仕事のなかで、これからは速読に通ってリフレッシュしてほしいです。

 Yさんの速読は、現在85回(20/12/13)

 また速読に復活してもいいタイプだと思います(まだ2回残っています)

 あるいは、現在2歳のお嬢さんと、10年後に一緒に復活してほしいです。


 「最終回の直前に、全員分の要約が配布され、そこで75期の皆さんの要約を読んだ。その時は、もしかしたら、自分の要約の出来が一番ではないか、と思った。自分の読む力と書く力に手応えというか、自信を感じたのだが、今となってはその時の自信は慢心であり、勘違いだったことがわかり、恥ずかしい」は、Yさん、なかなか書けません。すごくいいです  





          ※クリエイト速読スクールHP  

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