第74期文演(20/2/29~10/17)アンケートからです。
きょうは、大学生のKさん。
2017-11-08「教室での受講は、家よりも圧倒的に集中できた」のKさんです。
Kさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 前々から松田先生に誘われていたが、心身に余裕がなく、受講を継続できるかずっと不安だった。文章の書き方については大学入学前後に基本的なトレーニングを積んでいて、大学のレポート課題でも良い成績を取り続けていた。文演に申し込んだ直接のきっかけは、松田先生から度重なるお誘いを受けたためだ。その時は自分でも必要性を認識していなかった。 受講を申し込んでからは、今の自分の悩みが文章を書くことで解決できるかもしれないと思い、一気に前のめりになった。当時、自分の思考や行動に一貫性がなく、ただただ気分に振り回されて疲れてしまい、何も手につかなかった。思ったことや考えたことを書き残すことで、思考にまとまりが取れるようになるだけでも救われるのではと、祈るような思いで受講を続けることにした。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 最初のころの授業は、読みづらい文章がなぜ読みづらいのか、漠然とした違和感を言語化することが中心だった。その積み重ねを通して、「読みたくなる文章は何が優れているのか」「なぜ文章を書くのか」と問いかけられていることに気づいた。受講生一人ひとりが、めいめいの心の中に答えを育てていったと思っている。私は、文章はとにかく相手に伝えたいという気持ちが先立たねばならない、と解釈した。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 分かっているのか分かっていないのかが分からず、胸がキリキリする状態が続いた。失敗しないために、ブログをくまなく読んで音読などあれこれ試した。必死になって、自分が文章をどう読んだかをどう書くか、いかにニュアンスを違えずに文章としてまとまるか、そのあたりをずっと悩んだ。何か間違ったことをしている気がしていたが、うまく言葉にできず助けも求められなかった。提出した直後の回から自分の要約のまずいところばかりが目につき、なけなしの自信も底をついた。
A.3-2「授業後」他の方の要約はどれも整理されていて、イメージが思い浮かんでくる。読んでいて面白い。形式に個性が宿るものもあれば、言葉遣いに個性が現れるものあった。そんな中で、なぜ自分の要約がまずいのか、松田先生に指摘されるまで根本的な理由がよくわからなかった。細かいことを気にしないことと、解釈に自信を持つこと。どちらも要約課題に取り組んでいた際に、他者に分かりやすく伝えたいという思いを欠いていたために、見落としていた視点だと思う。 自分の要約は、自分で見返す分にはメモとして辛うじて機能するかもしれないが、他の人に伝えるには不親切だった。論理関係を明示するディスコースマーカーやイメージに欠かせないキーワードを盛り込むことは、最低限のマナーだ。うまい人の要約はその先にある。一歩一歩近づきたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 最終回の日を境に、明るくなったねと言われることが急に増えた。書くときだけでなく、人と会って話すときにも文演の効果が出ている。自分に固有の体験や相手が面白がってくれる話を、相手のイメージに届くように話そうと心がけるようになったためだと思う。どれもこれも、松田先生と74期の皆さんのおかげだと思う。 文章は、最後まで読まれてはじめて評価に耐えうるものとなる。内容に自信がないという理由で、最初の出だしで読者を絞ってはならない。自分を卑下したり、人を蔑んだりする言葉にも気を配らなければならない。私にとっての文演は、始まる前の期待を大きく裏切って、まさに実践的な講座だった。ありがとうございました。
Kさんの要約は、よくよくポイントを取っていました。
「メモとして辛うじて機能するかもしれない」という謙遜は、頂上の要約と比較してという内容ですから
ただ、朝トレなどでつきあっていると、自分の見方や考え方に自信を持てない様子がありました。メンタルの不調についても教えてもらっていました。
それで何度も誘ってしまったのですが、「文章の書き方については大学入学前後に基本的なトレーニングを積んでいて、大学のレポート課題でも良い成績を取り続けていた」と知っていたら、誘わなかったです。よく考えれば、10回ごとアンケートの質の高さを読めば受ける必要などなかったひとでした
終わりよければすべてよしですからいいのですが。
74期幹事さんも、よろしくお願いします。
オンライン飲み会などもセットしてくれて、ありがたい限りです 真
※クリエイト速読スクールHP