教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
文章を深く考えながら読んだり書いたりすることは楽しいことだ
第54期文演(11/1/29~4/23)アンケートです。
土曜に終了したばかりの第54期文演。
第1回アンケートは、メガバンク行員のNさんです。
Nさんは、クリエイトに3回入会しています。
Nさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 2010年5月から読書記録を始めましたが、読後の感想がうまく表現できず、もどかしく感じていました。また、小説をいろいろと読んでいるうちに、無謀にもいつかは自分自身で小説を書いてみたいと思い始めました。文章を書く際のポイントを学びたいので、受講することにしました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 文章は、書き手の日本語の運用能力だけではなく、全知的能力が現れるものだと改めて感じました。良い文章を書くには、日頃の観察眼と意識の持ち方が重要であることもわかりました。
仕事で書く文書やメールについて、文演で学んだポイントを意識するようになりました。先日、私の書いた文書について、会社の後輩から「この説明文はとてもわかりやすいですね」とほめられました。年甲斐もなく素直に喜んでしまいました。
一度読んで気に入っていた小説「八日目の蟬」が映画化されるので、再読しました。主人公の女性が愛人の赤ちゃんを初めて抱く場面で、赤ちゃんの柔らかさ、か弱さを描く際に、「○○○」表現している箇所があって感心しました。最初に読んだ時は、漫然と読み過ごしていた場面でした。文章の基本も知らないで、よく小説を書きたいと思ったもんだと、恥ずかしい限りです。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 課題の原文は1、2週間かけて、毎日通勤時に繰り返して読みました。その際、筆者の真意は何かをつかむ努力をしました。要約の作成は、休みの日に朝から晩までほとんどぶっ続けで行い、1日で仕上げました。まず、ざっと自分で線を引いた箇所をつなげてみて、一通り作成し、その後に、要約内の段落構成やその割合に留意しながら、文章を組み替えていきました。
この要約だけを初めて読む人が内容をすっと理解できるように、論理の飛躍がないよう注意しました。原文ではうまい具体例やたとえがあるので、読みやすくなっていますが、その例示をどの程度、どうやって入れるか(あるいは入れないか)考えました。自分の言葉で置き換えた方が簡潔に表現できる箇所以外は、無理をせず原文の言葉をなるべく用いました。そのため、抜き書きの羅列に近く、平板な印象の要約になったのではと危惧してします。
その他、おそらく他の方々はあまり気にならないであろうと思われることにかなりの時間を割いて考えていました。このような点にこだわってしまうのは、読解力に問題があるからかと悩んでいました。
結局、期日よりもかなり前に提出しましたが、出した後に自分の要約を読んでみると、気になる点が多々出てきました。勢いで拙速にやりすぎたかと反省しています。しかし、要約作業は難しかったので、勢いがないといろいろ躊躇してしまい、仕上げてメールで送るところまで至らなかったのではないかとも感じています。
A.3-2 「授業後」 みなさんの要約の良い点、改善すべき点がよくわかり大いに参考になりました。良い要約はなぜ読みやすく頭に入りやすいかを学んだので、これからは実践で活用していきます。
自分の要約と全8回の授業中での自分の発言内容により、私の長所と弱点に気づくことができました。私は理詰めで文章が書ける一方、文章の良い部分を感覚的に見抜く力が足りないと感じました。今後は、限界もあるでしょうが、センスを磨いていくため、もっと様々な文章を考えながら読み込む必要がありそうです。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 1996年に中小企業診断士の受験のためクリエイトに入会(途中で海外赴任となったため未完走)、2001年に再入会(業務多忙となり未完走)、そして今回が再々入会(先日50回完走)というクリエイト歴を持っています。初回入会および再入会当時は、資格試験対策や英語の勉強のため単に速く読めるようになりたいという思いが強く、文演を受講するという考えは浮かんできませんでした。
今回、文演を受講して、文章を深く考えながら読んだり書いたりすることは楽しいことだと感じました。ただ、全8回の授業で課題文のポイントを的確に指摘できたこともあれば、かなり的外れな発言も数多くしてしまい、毎回必ず家に帰ってから、悔しい気持ちで悶々としていました。
書き込みいっぱいの教材と自分でまとめた受講時のポイント集は私の財産です。文演で学んだことを生かして、今後はエッセー等仕事以外の文章もこつこつと書いていきたいと思います。
受講生のみなさんは、熱意を持っておられて刺激を受けました。松田さんと素晴らしい受講生の方々に感謝しています。速読は50回に到達しましたが、引き続き受講することにしました。文演で学んだことを速読にも生かします。松田さん、スタッフと講師の皆さん、受講回数の割には記録が伸びない人間ですが、今後もご指導よろしくお願いします。
2009-10-09「再入会、再々入会の生徒さん」のNさんが、上記のNさんです。
「松田さん、昨日は文演最終回どうもありがとうございました。スタッフの皆さんもありがとうございました♪ 帰宅後深夜(というか明け方)まで、“文演面白かったなぁ”とひとりつぶやきながらお酒を飲んでいたら、今日はすっかり二日酔いです(笑 では、文演アンケートを送付します。よろしくお願いします」
と、NさんからのメールSunday, April 24, 2011 7:25 PMにありました(「文演アンケート」に関しましては、送信メール等を了解なく掲載することがありますので、ご注意くださいね)。
文演のメンバーと個別に話すと、「Nさんは凄い、鋭い」という声をよく聞きました。
そういうこと以上に、クリエイトの長老であるNさんを中心に、多士済々の第54期文演メンバー有志は結束していただきたいものです。 真
« 第54期文演最... | わけのわから... » |
自分の指摘の甘さに衝撃を受けました。まだまだ、自分には伸びしろがあると思いました。
3回も入会して、クリエイトに通っている姿に感激しました。謙虚で誰にでも丁寧に接するNさんの姿に、何度もこう思いました。
「Nさんのようなカッコイイ人になりたい」と。
再結集の時が待ち遠しいです。
クリエイトでの出会いはプライスレスです。