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毎日新聞の工夫、「新聞」を読もう!

 おととい、10月12日(金)の毎日新聞朝刊に、おもしろい特集がありました。

 まず、一面にコラム仕様で文字がきくくなります」という  見出し。

 この400字弱の短いコラム(欄)を要約すると、

 「毎日新聞の記事で使用する文字は、12月には、いまより面積で  14%大きくなり、日本の一般紙では最大になる。文字を大きくすることにより、年配の人たちにはさらに読みやすくなる。ただ、そのために掲載する記事や情報量を減らさないようにレイアウトなどを工夫していく

 というような内容で、シメには個人の署名ではなく「毎日新聞社」とありました。

 

 特集「さらに大きく読みやすく」では、16、17の2面全面が使われていました。

 16面には、毎日で長年書体デザインに携わってきた小塚昌彦さん(78)さんのインタビューなどがありました。タイトルがよかったです。「活字は透明な『水』。毎日の文字はその水に温かさがある戦後の毎日新聞の文字を作った小塚昌彦さんに聞く

 文化欄などの内容のおもしろさもあるのでしょうが、書体のことなどもあり毎日を読むようになったのかとも思いました。意識しないところで選んでいるなど、いくらでもあります。

 17面では、「新聞の文字をテーマに、毎日新聞の文字が大きくなってきた歴史を振り返りつつ、新しい文字を紹介」しています。

 新聞記事に使う文字はここ20年余りの間にどんどん大きくなりました。いつ、どのように大きくなってきたのかを振り返ってみましょう。それぞれの説明は、その時期に使われた文字を使っています

 ★1951年~82年末「1倍活字の時代」(1行15字)

               

 ★83年1月~90年12月「毎日文字M字」(1行13字)

               

 ★90年12月~2001年5月「新毎日文字L字」(1行12字)

               

 ★01年5月~       「拡大文字K字」(1行11字)

               

 ★07年12月~      「さらに大きくJ字」(1行10

 5つの文字の大きさの違いに驚きます

 教室に記事をコピーして貼っておきますので、ご確認ください。

 「1951年~82年末「1倍活字の時代」(1行15字)」のころの文字の小ささには呆れるばかりです(1944~50年は、さらにもうひと回り小さいと記事に)。
 

 1行10漢数字一行パターンシートとぴったり同じですね

 新聞は、非常に読みやすく作られています。

 (新聞記者という)文章力があるひとたちが書き、デザインからレイアウトまで読みやすいようによく工夫され、「速読」してくださいといわんばかりに作られています。

 教室で速読の訓練をしたら、とにかく新聞をたくさん読んでください(と、いつも言っていますよね)。

 もっともっとペーパーの「新聞」を読みましょう

 1行10~11字、は読みやすい。練習に最適です   

  



           ※クリエイト速読スクールHP




 ※16面、17面の記事にリンクしましたが、ネット上の毎日新聞の中で記事を「探す」のは、手間がかかりました(「お知らせ」というカテゴリーとは。ペーパーの新聞は、一瞬です。

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