ハトと熟年

朝、出勤で車を出そうとしたら鳩が前を歩いていた。

エンジンかけてもビクともせず、悠々と車の近くまで歩いてくる。

「どうして歩いてんだろ？」
このままじゃ車を出せないので、降りて鳩を追い払ってみたんだけど、ぜーんぜん驚かないの。

「何で飛ばないのーほらほら！」
と大声で追い払ったらちょっと飛んで離れたところへ。

いまのうち！
と車を出した私。

ミラーでちらっとみたら、またさっきのとこいるし。

なんだろね。
どうしてこんなとこに鳩がいるんだろ。
と、思ってハッとした。

私の携帯、着信音が
「ハトと少年@ラピュタ」
なんだよね。
さっき、もしこの曲かけていたら、あの鳩が私のところに来て、そしたら私ってばシータ？姫？姫なのね。

「あははは。」
とか笑いながら鳩とか戯れるってか。


いや、私が曲をかけてるんだから、私はパズーか。

いやいや、見た目からいけばドーラじゃないか？もしくは親方の奥さん。

えー。
そんなたくましいのー。

やっぱ、シータ役がいいなぁ。


…。

などと、途中からワケわからない妄想をしていたら、あっという間に職場に到着～♪

平和すぎる朝だわ。
(ていうか、我ながらバカバカしい事考えてるね。)

その日は一日中、ハトと少年が頭のなかに、流れていたのでした。

ラピュタ観たいなぁ～♪

ハトは平和の象徴だもんね。

私の頭も平和で何よりなのでした。